おりひめJ、課題は退場数の多さ 初戦から改善できず、大山真奈「徹底して減らす」
日本開催初の女子ハンドボール世界選手権に出場している世界ランク13位の日本代表は2日、D組の1次リーグ第2戦(パークドーム熊本)で同42位のコンゴ(旧ザイール)と対戦し、28-16で開幕2連勝を飾った。同2位のロシア、同19位のスウェーデンとともに勝ち点4で首位タイ。3日はスウェーデンと対戦する。
コンゴに快勝で開幕2連勝、6得点の大山真奈は1次L突破へ「これからが勝負どころ」
日本開催初の女子ハンドボール世界選手権に出場している世界ランク13位の日本代表は2日、D組の1次リーグ第2戦(パークドーム熊本)で同42位のコンゴ(旧ザイール)と対戦し、28-16で開幕2連勝を飾った。同2位のロシア、同19位のスウェーデンとともに勝ち点4で首位タイ。3日はスウェーデンと対戦する。
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またもネットを揺らし続けた。「おりひめJAPAN」の大山真奈は2-0の前半6分にこの日初得点を奪うと、右手で力強くガッツポーズ。チームを盛り立て、開始から5連続得点で幸先よくリードを奪った。後半開始早々には相手の反則から7メートルスローを獲得。一度は相手ゴールキーパーに阻まれたが、こぼれ球を拾ってすぐさまゴールを決めた。
28-16の開幕2連勝に大きく貢献。シュート9本、6得点はいずれも両軍最多だ。チーム最多5得点だった30日のアルゼンチン戦に続き、プレイヤー・オブ・ザ・マッチに輝く活躍。しかし、試合後のミックスゾーンでは「途中でミスをした。そういうところを細かく繋ぎながら、相手どうこうよりも自分のシュートで見極めてやらないといけない」と修正点を口にした。
チーム全体の課題は、2分間退場の多さだった。ハンドボールでは、悪質な反則を犯した選手は2分間の退場となり、この日は相手の倍となる4回。反則の回数に制限はないが、チームはその間、少ない人数で戦わなければならない。初戦から課題にしていたポイントだけに、大山は「何もしてない感覚もあるけど、退場になっている」と審判との感覚のズレを実感。「ディフェンスでの退場を減らすことを徹底したい」と語った。
日本のウルリック・キルケリー・ヘッドコーチ(HC)も考えは同じ。初戦後にチーム内で何度も繰り返し共有した点だったが「目標よりも2回くらい多い」と指摘。「ここから世界選手権も別の次元に入っていく」とミスをなくす重要性を説いた。