ネリの体重超過にロドリゲスは何を思う 怒り心頭「これはお金の問題ではない」
ネリの過去にも言及「彼らの相手が彼の罠にかかってきた」
ロドリゲスはこう語り、怒りを滲ませていたという。戦前からネリはバンタム級のリミットをオーバーしていたことはロドリゲス陣営の耳に入っていたという。
記事ではネリの前科を紹介。2017年8月の山中慎介とのタイトルマッチ初戦でドーピング違反が発覚後、18年3月の再戦で大幅な体重超過を犯したことで、「許容範囲を逸脱」と断罪。さらに前戦のフアン・カルロス・パヤノ戦でも1度目の計量で失敗しており、「まだ教訓を学んでいない」と批判されている。
またロドリゲスはネリの確信犯ぶりを看過できなかったという。
「我々は戦いたかった。だが、これまで彼が何度も繰り返してきたパターンを食い止める時がきたんだ。今後、彼が繰り返さないことを本気で祈っている。過去には、彼らの相手が彼の罠にかかってきた。そして、条件を受け入れてしまった。ここでは経済的な部分よりも自己犠牲という部分に、我々はより価値を置いた」
5月のWBSS準決勝で井上尚弥(大橋)にTKO負けを喫したロドリゲスだが、ボクサーとしては当然ともいうべきプロ意識を示した。試合をキャンセルすれば、ファイトマネーは手にできない。お金を盾に、体重超過という優位性を手にするネリの手法に怒りを隠さなかった。
(THE ANSWER編集部)