ネリの“商品価値”は下がらない? 興行主はリゴンドー戦期待「刺激的な対決の1つに」
ボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)が、前日計量で規定の118ポンド(約53.5キロ)を1ポンド(約450グラム)オーバーし、前IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)との挑戦者決定戦が中止となった。ルールを守れず批判を浴びている悪童だが、以前現地での評価は高いままのようだ。この一戦の興行主「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)」公式サイトでは“2020年必見のファイト5選”を特集。その中でネリVS五輪連覇王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)がピックアップされている。
BCが公式サイトで“2020年必見のファイト5選”特集
ボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)が、前日計量で規定の118ポンド(約53.5キロ)を1ポンド(約450グラム)オーバーし、前IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)との挑戦者決定戦が中止となった。ルールを守れず批判を浴びているが、依然現地での評価は高いままのようだ。この一戦の興行主「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)」公式サイトは“2020年必見のファイト5選”を特集。その中でネリVS五輪連覇王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)がピックアップしている。
PBCは公式サイトで「2020年、我々が見たいと望む5つのファイト」を特集した。
WBCのマウリシオ・スライマン会長は「バンタム級のランキングから外す」と宣言し、WBCからの裁定を待つネリだが、興行主は来季の必見の名勝負え5選にネリ対リゴンドーのマッチアップを選んでいる。
リゴンドーはバンタム級で五輪を制覇したレジェンド。井上尚弥(大橋)のスーパー王者昇格に伴い、空座となったWBA正規王者の座をかけて、12月21日にリボリオ・ソリス(ベネズエラ)と王座決定戦に行うが、「彼が勝てば、リゴンドーは危険なメキシカンで、サウスポー同士となるルイス・ネリと118ポンドか122ポンドの舞台で対峙する可能性がある」とバンタム級か、スーパーバンタム級でのマッチアップの可能性を伝えている。
ネリについては「あっという間に試合を終わらせることができる。頻繁にボディを狙い、コンビネーションとトリッキーなオーバーハンドの左を繰り出す」と高く評価する一方、圧倒的なテクニックを誇り、アウトボクシングで着実に勝ちを重ねてきた39歳のレジェンドのファイトスタイルの変化についても触れている。