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ザギトワ、涙のSPから会心のフリー 女王の意地にタラソワ氏感動「何て偉い子なの!」

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯の女子は16歳アリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が優勝。GPシリーズで連勝を飾り、GPファイナル(12月5日開幕・イタリア・トリノ)進出を決めた。一方で平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)は銅メダル。こちらもGPファイナルの出場権を得た。年下の才能に押され気味の五輪女王だが、素晴らしい演技を見せたと、ロシアの重鎮タチアナ・タラソワ氏は絶賛している。

アリーナ・ザギトワ【写真:Getty Images】
アリーナ・ザギトワ【写真:Getty Images】

NHK杯で3位、GPファイナル出場を決めたザギトワに現地メディア賛辞

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯の女子は16歳アリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が優勝。GPシリーズで連勝を飾り、GPファイナル(12月5日開幕、イタリア・トリノ)進出を決めた。一方で平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)は3位。こちらもGPファイナルの出場権を得た。年下の才能に押され気味の五輪女王だが、素晴らしい演技を見せたとロシアの重鎮タチアナ・タラソワ氏は絶賛している。

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 女王の座に恥じぬスケーティングだった。クレオパトラを演じたフリーは、すべてのジャンプを成功させる完璧な演技。シーズンベストの151.15点は紀平の151.95点に肉薄。ショートプログラム(SP)の4位から巻き返し、見事にファイナルの切符を掴み取った。

 ロシアメディア「gazeta.ru」ではザギトワの演技に言及。SPでは「涙をこらえることができなかった」としつつ、フリーでは「17歳はシーズンベストとなる151.15点を獲得した。そして、かなり重要なのはウルトラCエレメンツがないのにもかかわらずフリーの得点においてほとんどキヒラに追いついたということだ……」と紀平の3回転アクセルような絶対的な武器がなくとも、高得点を出した女王の意地に称賛を送っている。

「専門家やファンたちの考えによると、ザギトワはスケートの信じ難いほどの美しさを見せることができたという。彼女は出場選手の中で最も高い構成点を獲得した」と伝え、国際スケート連盟(ISU)のSNSが「この笑顔! この動き! アリーナ・ザギトワがハートを盗んだ!」と絶賛したことを紹介している。

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