コストルナヤ、衝撃世界新に重鎮タラソワ氏も絶賛「誰がどこでもっといいもの見た?」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯は22日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、GPシリーズ第3戦フランス国際を制したアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が、紀平梨花(関大KFSC)が持っていた世界最高得点を更新する85.04点で首位に立った。昨季のGPファイナル覇者の紀平は79.89点で2位。国際スケート連盟(ISU)は冒頭で決めた圧巻の3回転アクセルを動画付きで公開。母国の重鎮タチアナ・タラソワ氏も「誰がどこでもっといいものを見たでしょう?」と絶賛している。
タラソワ氏が母国解説で称賛「なんてアクセルでしょう! 美しく、高く…」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯は22日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、GPシリーズ第3戦フランス国際を制したアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が、紀平梨花(関大KFSC)が持っていた世界最高得点を更新する85.04点で首位に立った。昨季のGPファイナル覇者の紀平は79.89点で2位。国際スケート連盟(ISU)は冒頭で決めた圧巻の3回転アクセルを動画付きで公開。母国の重鎮タチアナ・タラソワ氏も「誰がどこでもっといいものを見たでしょう?」と絶賛している。
母国の重鎮も認める演技だった。コストルナヤは冒頭の3回転アクセル、高く余裕をもったジャンプで着氷させると、続く3回転ルッツも成功。フリップ―トウループの連続3回転も含め、すべてが完璧だった。スピン、ステップもオールレベル4。叩き出した85.04点は、紀平が持っていたSPの世界最高得点を更新する快挙だった。
ISU公式ツイッターは紀平のお株を奪うような3回転アクセルを動画付きで公開し、世界に驚きを伝えているが、タラソワ氏も手放しで演技を称えた。ロシアメディア「life.ru」によると、母国国営放送で解説を務めた名伯楽は「卓越した滑りだわ!」と興奮気味に語り、さらにこのようにまくし立てたという。
「なんてアクセルでしょう! 美しく、高く、軽快で軽やかで」と絶賛。「誰がどこでもっといいものを見たでしょう?」とこの日の文句なしのNo.1と認めた。「観衆が立ち上がってアリョーナを迎えています。正しいわ、立ち上がってください」と日本のファンがスタンディングオベーションで称えた様子に拍手を送っていた。
フリーは今日23日に行われる。フランス国際に続き、GPシリーズ連勝でファイナル行きを決められるか。札幌のリンクは熱く盛り上がりそうだ。
(THE ANSWER編集部)