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八村塁、NBA最優秀新人賞の候補に 地元局特集「指名時、多数の批判を受けたが…」

米プロバスケットボール(NBA)で日本人初のドラフト1巡目指名されたウィザーズ・八村塁。開幕戦でいきなりスタメンデビューを飾ると、鮮烈なインパクトを見せつけて実力を発揮している。開幕から1か月近くが経ち、米メディアがルーキー・オブ・ザ・イヤーの候補5人に八村をリストアップ。「複数のポジションでのガード能力、フロアを飛び越えたディフェンスの穴を突く能力は脅威だ」と期待を寄せている。

八村塁【写真:Getty Images】
八村塁【写真:Getty Images】

開幕から上々のスタートを切った八村塁、地元テレビ局「定評よりも機動力がある」

 米プロバスケットボール(NBA)で日本人初のドラフト1巡目指名されたウィザーズ・八村塁。開幕戦でいきなりスタメンデビューを飾ると、鮮烈なインパクトを見せつけて実力を発揮している。開幕から1か月近くが経ち、米メディアがルーキー・オブ・ザ・イヤーの候補5人に八村をリストアップ。「複数のポジションでのガード能力、フロアを飛び越えたディフェンスの穴を突く能力は脅威だ」と期待を寄せている。

 開幕から1か月、上々のスタートを切った八村は栄冠に届くのだろうか。地元テレビ局「NBCスポーツ・ワシントン」公式サイトでは「ルイ・ハチムラはジャ・モラントや他のエリートルーキーと比較してどうですか?」の見出しで特集。全体9位指名だった日本の若きスターに注目している。

 特集では「ザイオン・ウィリアムソンの膝のケガがシーズンの最初1か月半、彼をベンチに留めることが明らかになった時、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの競争は大きく門を開いた」と説明。全体1位でペリカンズに入団したウィリアムソンがケガで出遅れ、最有力候補不在で幕を開けたことに触れ「今は他の予測していなかった数名の選手たちが評価をものにした。彼が12月に戻ってくれば投票者の人気を取り戻すかもしれないが、この5人は無視できない」と5人の名前を挙げた。

 そのうち八村はグリズリーズのモラント、ヒートのケンドリック・ナン、ウォリアーズのエリック・パスカル、ヒートのタイラー・ヒーローに次ぐ5番手。6月のドラフト会議では、1巡目指名されたことに現地で懐疑的な意見もあったことを踏まえ、同局は地元のルーキーをこう評価している。

「ウィザーズは6月にハチムラを9位で指名した時、多数の批判を受けた。彼の現代的なフォワードとしての複数のポジションでのガード能力、フロアを飛び越えたディフェンスの穴を突く能力は脅威だ」

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