井上尚弥のPFP世界3傑入りの理由 4戦連続王者撃破の「勢い」でクロフォードを凌駕
トム・グレイ氏は3位に太鼓判「イノウエがクロフォードを凌駕した」
ディエゴ・モリージャ氏も「先週にも話したが、もし、井上がドネアを5回以内で倒せば、PFP(トップ)の道まっしぐらだ、と。彼はキャリアの象徴となるような、我々が想定していた圧巻の勝利を達成することができなかった。カネロが1位で問題ない」とした。一方で、さいたまスーパーアリーナでの名勝負を現地取材したトム・グレイ氏は3位昇格に太鼓判を押した。
「私はイノウエの4位残留に反対はしないが、クロフォードは堅実な対戦相手の欠如が響き始めている。我々が理解しているように、トップランク社とESPNのウェルター級の状況が彼を氷漬けにしている。それは我々の問題ではないので、イノウエが3位で彼を凌駕したと言える」
井上もトップランク社との契約を発表し、クロフォードと同門になるが、かつての4団体王者はウェルター級でプロモーターの兼ね合いにより、対戦相手に恵まれていない現状を指摘した。スーパーライト級最強だったクロフォードを凌ぎ、世界3傑の高みにたどり着いた一因には、対戦相手のクオリティにあったようだ。
(THE ANSWER編集部)