井上尚弥は「フェザー級で戦える」 米リング誌記者、アジア3人目の5階級制覇を予想
11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われるボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で、WBA・IBF王者の井上尚弥(大橋)と5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が激突する。「THE ANSWER」は、ボクシング界で最も権威ある米専門誌「リング」で編集担当のトム・グレイ氏に直撃。今後の動向にも注目が集まる井上について、決勝の取材で初来日した同氏は「フェザー級で戦える」と期待している。
米リング誌編集担当のトム・グレイ氏に聞く「彼ほど強いパンチャーはいない」
11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われるボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で、WBA・IBF王者の井上尚弥(大橋)と5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が激突する。「THE ANSWER」は、ボクシング界で最も権威ある米専門誌「リング」で編集担当のトム・グレイ氏に直撃。今後の動向にも注目が集まる井上について、決勝の取材で初来日した同氏は「フェザー級で戦える」と期待している。
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プロ18勝16KOでライトフライ級(48.9キロ以下)、スーパーフライ級(52.1キロ以下)、バンタム級(53.5キロ以下)の3階級を制覇した日本のモンスター。スーパーフライ級では、強すぎるあまり対戦を断られてきた過去がある。猛者の集うバンタム級でもドネア戦で4試合目となり、残った強者も数が減りつつある。
体重差が試合に大きく反映されるボクシング。無理な減量を行い、少しでも下の階級で戦う選手が多い中、井上は「適正階級で戦うことが大事。バンタム級で(減量が)きつくなってきたら上げる」と常々口にしてきた。バンタム級での直近3戦は、爆発的パワーで強敵たちを撃破。それでも、加齢とともにいつかは階級を上げる時が来るだろう。いつスーパーバンタム級(55.3キロ以下)に上げるのか。最強王者の動向に世界が注目している。
記者歴20年のうち、7年間を「ボクシングの聖書」と呼ばれるリング誌で過ごし、名物コラムニストとしても有名なグレイ氏。井上が今後、何階級で戦えるかについて「3階級だと思う」と、バンタム級を含めて2階級上のフェザー級(57.1キロ)まで問題ないと予想した。
「去年、彼と話をしたよ。彼自身はジュニアフェザー級(スーパーバンタム級)かなと思っているようだね。彼は体のコンディションによって変えられると言っていた。私は、一番上ではフェザー級で戦えると思う。だが、最後に話した時には122ポンド(55.34キロ)、つまりはジュニアフェザー級と言っていたね」