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井上尚弥、もう“計量クリア” ドネアと世代交代へ、大橋会長「昨日で体重切った」

ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝などの予備検診が4日、都内のホテルで行われ、両者とも異常なしと診断された。メインイベントを務めるWBA・IBF世界同級王者・井上尚弥(大橋)は身長164.5センチ、リーチ171.0センチ、首回り34.5センチ、胸囲89.5センチ。陣営の大橋秀行会長は、すでに“計量クリア”していることを明かした。

井上尚弥(左)とノニト・ドネア【写真:浜田洋平】
井上尚弥(左)とノニト・ドネア【写真:浜田洋平】

「11・7」WBSSバンタム級決勝の予備検診実施、大橋会長「昨日で体重も切っている」

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝などの予備検診が4日、都内のホテルで行われ、両者とも異常なしと診断された。メインイベントを務めるWBA・IBF世界同級王者・井上尚弥(大橋)は身長164.5センチ、リーチ171.0センチ、首回り34.5センチ、胸囲89.5センチ。陣営の大橋秀行会長は、すでに“計量クリア”していることを明かした。

 WBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)との一戦へ、顔色もよく順調そのものだった井上。8月26日の決勝発表会見以来、70日ぶりの対面となり「印象は変わらず、お互いに(減量で)フォルムが小さくなったかな。体重も仕上がっている。疲れを抜いて当日に仕上げたい。やることはやったし、不安材料はない」と意気込んだ。落ち着いた語り口にピリピリ感はない。ここまでの順調ぶりをうかがわせた。

 3日に練習を打ち上げた。大橋会長は「昨日で体重も切っている。2人とも」と力説。井上の弟でWBC世界同級王座統一戦に臨む暫定王者・拓真(大橋)も、汗をかいた練習終わりでバンタム級のリミット53.5キロを切ったという。前日計量の3日前でクリアしているのは異例とも言える。万全の調整ができている証拠だろう。あとは微調整しながら、6日の前日計量に臨む。

 WBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)は身長170.2センチ、リーチ174.0センチ、首回り36.0センチ、胸囲87.0センチだった。大橋会長は「身長、リーチともにドネアの方が上回っているけど、気にするほどの差じゃない」と強調。写真撮影でピースサインをするなど余裕たっぷりだったドネアについて、「それだけの修羅場を経験している。レジェンド独特の雰囲気がありますね。みんな絶好調。心配することはない」と期待していた。

 世界が注目するビッグマッチまで残り3日。井上は「数値はすべて(ドネアが)上回っているので、そこをどう考えて戦うか。体重も仕上がっている。疲れを抜いて当日に仕上げたい。やることはやったし、不安材料はない。あとは試合当日に自分のやりたいことをぶつけるだけです」。世代交代を告げるゴングが鳴るまで、調整に余念がない。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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