井上尚弥、異例10分で公開練習終了 打倒ドネアへ戦闘モード「注目度は理解してる」
ボクシングのWBA・IBF世界バンタム王者・井上尚弥(大橋)が28日、11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われる世界5階級王者ノニト・ドネア(フィリピン)とのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝に向け、横浜市内の所属ジムで練習。会見後に異例の10分だけ公開し、戦闘モードに入った。
WBSS決勝のドネア戦へ練習公開、大橋会長「前回からまた強くなった」
ボクシングのWBA・IBF世界バンタム王者・井上尚弥(大橋)が28日、11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われる世界5階級王者ノニト・ドネア(フィリピン)とのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝に向け、横浜市内の所属ジムで練習。会見後に異例の10分だけ公開し、戦闘モードに入った。
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決戦まで残り10日。モンスターの頭にはレジェンドを倒すことしかない。報道陣約50人が集まった会見で「注目度は理解している。どういう位置づけの試合か理解して決勝に臨む。今後のことも頭の片隅に入れて自然体でいきたい。そうすれば結果はついてくると思う」と語った。
会見後に練習を公開。通常、試合10日前後の公開練習なら1時間ほど、たっぷりと汗を流すことがほとんど。前回の5月のエマヌエル・ロドリゲス戦も15分ほどだったが、異例の10分と短かった。写真や動画撮影用にシャドーと1回のミット打ちのみを披露。軽快な動きを披露した。
会見開始からわずか30分ほどで報道陣は退出。しかし、井上はピリピリムードというわけではなく、会見では穏やかに質問に答えた。「緊張度はかわらない。でも、前回はその緊張度を(周りに)出していた。今回はそこが違うと思います」と説明。減量はリミットの53.5キロまで残り3キロを切ったという。
陣営の大橋秀行会長は「前回からまた強くなった。世界的にも注目されている。凄い勝ち方をすれば、限りなくパウンド・フォー・パウンドで上にいける」と期待した。1年ぶりの日本での試合に「最後までリラックスして調整している」と井上。できること全てを行い、調整を進めていく。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)