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ラグビー日本代表の若きキーマンに成長 25歳・姫野和樹が「読書」に取り組むワケ

22歳でのキャプテン就任が大きな経験になったと言う【写真:mika】
22歳でのキャプテン就任が大きな経験になったと言う【写真:mika】

トヨタ自動車に入社直後にキャプテン就任「めちゃくちゃ大変でしたよ(笑)」

 FLやNO8というポジションは、スクラムやラインアウトのセットプレーからいち早く飛び出して相手にプレッシャーをかけたり、サイドアタックを仕掛けたり、激しいタックルでボールを奪い返したり、相手に捕まった味方選手のサポートに行ったり、パワーとスピードに加え、瞬時に適切な状況判断をする能力が求められる。このポジションを究めるためにも、姫野は普段から「物事の本質を見るようにしています」という。
 
【特集】ラグビー日本代表の若きキーマンに成長 25歳・姫野和樹が「読書」に取り組むワケ / ラグビー 姫野和樹選手(GROWINGへ)

「何か問題が起きた時に、しっかりと本質を見て、何が必要で何がダメ、じゃ次は何をしようっていうことを、すごく考えられるようになりました。グラウンドでプレーするのは選手だけで、監督やコーチがいるわけではない。試合中の問題解決は、選手が瞬時に判断していかないといけないですから。トヨタではキャプテンもやっているんで、そこは意識するところですね」

 愛知県の春日丘高から強豪・帝京大に進んだ姫野は、大学卒業後に地元・愛知に拠点を置くトヨタ自動車ヴェルブリッツに加入した。だが、入社から1か月ほど経ったある日、就任間もないジェイク・ホワイト監督から、まさかのオファーを受けることになる。南アフリカ代表を率いて2007年ワールドカップを制した名将は、姫野にキャプテン就任を打診。大学を卒業したばかりの22歳は、これを引き受けた。

「めちゃくちゃ大変でしたよ(笑)。本当に社会人になって、すぐの話。社会人という新しい環境に慣れるだけでも必死な状態でしたし、トヨタ(ラグビー部)の文化も分からない。何も分からない状態で大役を任されたんですけど、本当にその1年はしんどかったです。でも今思うと、あの1年があったからこそ、今の自分がいるんだと思います。むちゃくちゃ大きな経験でした」

 自分より年上のチームメートたちに認めてもらうためにも、トヨタの“顔”として外に出ても恥ずかしくないキャプテンになるためにも、姫野は人としての引き出しを増やすことにした。実際に何をしたのかというと、本を読みまくった。

「トヨタの代表として人前で話すこともたくさんあるので、知識を増やしたいなと。また『自分はこの物事に対してこう考えているけど、違った見方をする人はいるのかな』と感じた時にも読みます。例えば、僕はリーダーシップについてこう思うけど、他の人はどうなんだろう?とか。他の人の考えを本で読んで取り入れることもありますし、合わなかったら一意見として参考にして。自分が成長する上ですごくプラスになると思ったので、本をすごく読むようになりました」

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