中村匠吾、26歳最後の日の激走 大学時代からのライバル「BIG4」撃破できたワケ
翌日が27歳の誕生日「自分自身に一番の誕生日プレゼント」
――地元・三重からも応援に来ていた。
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「高校時代に一緒に汗を流した選手たちが声援をくれて力になった。それ以外にも三重から応援に来てくれた。東京五輪もこうやって来てくれると思う。これからマラソンを通して三重県の人たちに見てもらえたら」
――今日が26歳、最後の日。
「そうですね。え~っと、レース前に記者さんにいい誕生日を迎えたいですねって声をかけてもらって意識する部分があった。26歳をいい形で終えたいのと、明日の27歳をいい形で迎えたいと思っていた。自分自身に一番の誕生日プレゼントになった」
――なぜ、暑さに強いのか。
「特に科学的に何か調べたわけではないけど、夏の練習でも昔から大崩れしたことがない。毎年、8、9月に体のピークを迎えられる。そういう自信もあった」
――大迫、設楽、井上大仁、服部勇馬の4強は大学から意識していた。まとめて倒した。
「4強の選手たちが注目されているなかで、逆にプレッシャーなく挑めたのがよかった。同世代が頑張っている中で自分もと思っていた。そういう選手に勝てたのは、これから自信にしていいのかなと思います」
今後は「MGCファイナルチャレンジ」として残り1枠を懸け、男子は日本記録より1秒速い設定タイム2時間5分49秒を切った最上位者が内定。同タイムを切った選手がいなければ、今レースの3位選手が代表となる。対象大会は、12月の福岡国際、来年3月の東京、同3月のびわ湖毎日。女子の設定タイムは2時間22分22秒、対象大会は12月のさいたま国際、来年1月の大阪国際女子、同3月の名古屋ウィメンズ。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)