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男子は大波乱 大逃げ設楽14位、「BIG4」井上27位、神野は17位…MGC内定逃した選手

マラソングランドチャンピオンシップ(MGC・明治神宮外苑発着)が15日に行われ、30人が出場した男子は中村匠吾(富士通)が2時間11分28秒で1位となり、2位の服部勇馬(トヨタ自動車)とともに内定。一方、戦前で有力候補に挙げられていた選手が苦しむなど、波乱の展開となった。

大迫(右)は3位、設楽は14位で内定を勝ち取れず【写真:荒川祐史】
大迫(右)は3位、設楽は14位で内定を勝ち取れず【写真:荒川祐史】

「BIG4」は明暗、日本記録保持者大迫も3位で内定得られず

 マラソングランドチャンピオンシップ(MGC・明治神宮外苑発着)が15日に行われ、30人が出場した男子は中村匠吾(富士通)が2時間11分28秒で1位となり、2位の服部勇馬(トヨタ自動車)とともに内定。一方、戦前で有力候補に挙げられていた選手が苦しむなど、波乱の展開となった。

 日本記録保持者の大迫傑(NIKE)は上位2位に食らいついたが、終盤で競り負け、3位となった。「MGCファイナルチャレンジ」として残り1枠を懸け、他選手との争いに。優位な状況ではあるが、目標としていた内定は得られなかった。

 また、前日本記録保持者の設楽悠太(ホンダ)は序盤から宣言通りの大逃げを打ち、一時は2位以下に2分以上の差をつけて圧勝も予想されたが、徐々に失速。37キロ付近でとらえられると、そのまま突き放され、結局14位に終わった。

 昨夏のアジア大会王者・井上大仁(MHPS)は中盤から2位集団から離され、見せ場なく27位に。服部、大迫、設楽とともに「BIG4」に挙げられていた4選手は明暗がくっきりと分かれる形となった。

 その他、ケニア合宿を行うなどプロランナーとして果敢に挑戦していた神野大地(セルソース)は17位、日本選手権1万メートル4連覇の佐藤悠基(日清食品)は23位、大学時代に初代「山の神」と謳われた今井正人(トヨタ自動車九州)は25位だった。

(THE ANSWER編集部)


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