井上尚弥も登場 ロマ統一で英国に続く“負の連鎖”を米特集「井上は1回で完全破壊」
ボクシングの3団体統一世界ライト級タイトルマッチは31日(日本時間1日)、WBAスーパー、WBOライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)がWBC同級1位ルーク・キャンベル(英国)に3-0判定勝ち、3団体統一王者となった。米メディアは世界戦で黒星が続く英国勢の“負の連鎖”を特集。昨年5月のバンタム級でWBA&IBF世界王者・井上尚弥(大橋)が元王者ジェイミー・マクドネル(英国)を下した112秒KO劇にも脚光を当てており、「1ラウンドで完全破壊した」と衝撃を振り返っている。
キャンベルが判定負け、苦しむ英国勢…米メディア「敗北のトレンド続く」
ボクシングの3団体統一世界ライト級タイトルマッチは31日(日本時間1日)、WBAスーパー、WBOライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)がWBC同級1位ルーク・キャンベル(英国)に3-0判定勝ち、3団体統一王者となった。米メディアは世界戦で黒星が続く英国勢の“負の連鎖”を特集。昨年5月のバンタム級でWBA&IBF世界王者・井上尚弥(大橋)が元王者ジェイミー・マクドネル(英国)を下した112秒KO劇にも脚光を当てており、「1ラウンドで完全破壊した」と衝撃を振り返っている。
「キャンベルの敗北で英国勢の敗北のトレンドが続く」と特集したのは米スポーツ専門局「ESPN」版だった。「トップの英国ボクサーが世界最強相手に近年苦しみ続けている。そして、このファイトも別ではなかった」と報じ、近年の英国勢の苦戦にスポットライトを当てている。
ロマチェンコは4月にアンソニー・クローラ(英国)との防衛戦でも4回58秒で撃破したばかり。WBOウェルター級世界王者のテレンス・クロフォード(米国)も4月にアミール・カーン(英国)を6回KOで沈めている。昨年12月にはWBA、WBC世界ミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)がロッキー・フィールディング(英国)を下し、アルバレスは通算5人目の英国人を倒している。
こうした流れを記した上で、記事には英国ファイターの天敵の1人としてモンスターも登場する。「バンタム級ではESPNのパウンド・フォー・パウンド最新版で4位、日本のナオヤ・イノウエが昨年、1ラウンドでジェイミー・マクドネルを完全破壊してしまった」と衝撃を振り返っている。
ロマチェンコが圧巻の強さを見せつけ、3団体統一王者となった裏で、井上がかつて演じた「112秒の衝撃」も再び、クローズアップされていた。
(THE ANSWER編集部)