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「前回より間違いなく強くなっている」 ジェイミージャパンを最も知る男が語る根拠

薫田真広氏が注目する日本代表選手とは【写真:吉田宏】
薫田真広氏が注目する日本代表選手とは【写真:吉田宏】

愛弟子リーチ主将への思い「今の代表の中で、やはりリーチが適材」

 このチームが、日本大会で決勝トーナメント進出という悲願を達成するために、薫田氏が注目する選手が主将のFLリーチ・マイケル(東芝)だ。まず、同氏が指摘するのは、ジョセフ・ジャパンがどのようなチーム作りをしているかだ。

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「今回のチームの作り方は、4年前のチームと大きく異なる。エディーのときは、すべてトップダウン。でも、ジェイミーはリーダーの働きを重視しています。その中でキーになるのが主将のリーチです」

 練習前後に行われるミーティングも、エディー・ジョーンズ前HC時代は指揮官からの指示がすべてだったが、ジョセフHCは通常のミーティングに加えて、リーダー勢を中心とした選手だけのミーティングを導入。メンバーに自主性を求めた結果、いまやコーチ陣の指示がなくても、選手たちが個々に集まり問題点を指摘し合ったり、改善策を討議するようになった。

 キーマンに挙げたリーチ主将は、薫田氏にとっては師弟の仲だ。U20日本代表、東芝と同じチームで戦ってきた。

「いまの代表メンバーの中で、主将としては、やはりリーチが適材だと思いますね。ポジション的にもFW第3列がいいと思うし、アイツが日本で育ったというのも重要。これだけ外国人のコンバインドのチームになると、英語も日本語もしゃべれて、絶対的なリーダーという存在が必要だと思います。もちろん前回の経験も重要ですし、ここ数年間をみると、大きなゲームほどリーチのパフォーマンスは上がっている」

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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