タカマツ、快勝発進 五輪連覇へ他競技からも刺激「難しいことを成し遂げたい」
バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は、24日に第2日を行い、女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は、2-0(21-13、21-13)でクロエ・バーチ、ローレン・スミス組(イングランド)を破って2回戦進出を決めた。
前週の疲労残すも危なげなく1回戦突破
バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は、24日に第2日を行い、女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は、2-0(21-13、21-13)でクロエ・バーチ、ローレン・スミス組(イングランド)を破って2回戦進出を決めた。ミスで失点する場面もあったが、一貫して主導権を握る安定した展開。最後は、高橋がプッシュで決めてストレートで勝利した。高橋は「欧州の選手は、パワーがある印象だけど、レシーブの場面でも引かずにスペースを見つけて配球できたと思う」と試合の手ごたえを語った。
前週のインドネシアオープンは、準優勝。現地入りした後、2回戦を行った18日から発熱などの症状が現れ、体調不良に陥ったという。高橋は「まさか決勝まで行くとは思っていなかったけど、良い具合に力が抜けたのかもしれない」と苦笑いで振り返った。まだ完全復調には至っていないというが、前週の疲労もある中、1回戦は危なげなく勝ち上がった。
ケガとの付き合い方や体調管理、年齢による変化への対応も戦いの要素。その中で試合に出続け、勝ち続けなければならないタフなレースの先にしか、東京五輪は、見えてこない。
先人たちが、その難しさを示している。男子体操では五輪で個人総合2連覇の内村航平(リンガーハット)が4月に全日本選手権で予選落ち。女子レスリングで五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)が世界選手権の出場をかけたプレーオフで敗れたのは、今月15日の出来事。高橋は、他競技の選手も例に上げながら「伊調さんや内村さんを見ていると、五輪の連覇とか、連続出場というのは、すごく難しいことなんだと感じる」と話した。