問題児ネリ、難敵パヤノを9回KOで撃破! 30連勝で再びの世界挑戦へ前進
ボクシングの前WBC世界バンタム級王者で同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)が20日(日本時間21日)に同4位フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)と米ラスベガスで対戦。WBCシルバータイトルがかけられた一戦は、9ラウンドKO勝ちでデビューからの連勝を30(24KO)に伸ばした。
序盤はパヤノの手数に苦しむも終盤にKO勝ち
ボクシングの前WBC世界バンタム級王者で同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)が20日(日本時間21日)に同4位フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)と米ラスベガスで対戦。WBCシルバータイトルがかけられた一戦は、9ラウンドKO勝ちでデビューからの連勝を30(24KO)に伸ばした。
問題児がパヤノとの元王者対決を制した。前日計量では1度目にオーバーし、1時間後の再計量でパス。お騒がせ男ぶりを発揮していたが、リングに上がれば強さは健在だった。序盤はパヤノの手数に苦しんだが、パワーでじわじわと押し返した中盤以降巻き返し、9ラウンド、最後はボディへの左フックでパヤノを沈めた。
ネリは昨年3月の山中慎介とのタイトルマッチで体重超過で王座剥奪。半年間の出場停止処分を経て、これで再起後4連勝となった。
WBCの1位に君臨し、指名挑戦権を持つネリ。正規王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)と暫定王者・井上拓真(大橋)には統一戦が義務付けられており、その勝者に挑戦する可能性が高い。またその先には「相手のプロモーターがオレとの対戦を求めれば、イノウエ戦の準備はできている」と話しており、WBA&IBF王者・井上尚弥(大橋)との対決にも意欲を示している。
(THE ANSWER編集部)