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神野大地がプロ短距離コーチと異例タッグ! 東京五輪へ決断「プロならではの挑戦」

異例の試みで、東京五輪を目指す。陸上男子長距離の神野大地(セルソース)がプロスプリントコーチの伊藤友広氏、秋本真吾氏とタッグを組んだことが分かった。マラソン選手が短距離出身のコーチから指導を受けるのは陸上界にとっても珍しいこと。9月に「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」を控える25歳が、新「チーム・神野」で夢舞台へ突き進む。

新「チーム・神野」を結成した(左から)高木マネージャー、伊藤氏、神野、秋本氏
新「チーム・神野」を結成した(左から)高木マネージャー、伊藤氏、神野、秋本氏

プロスプリントコーチの伊藤友広氏、秋本真吾氏が「チーム・神野」加入

 異例の試みで、東京五輪を目指す。陸上男子長距離の神野大地(セルソース)がプロスプリントコーチの伊藤友広氏、秋本真吾氏とタッグを組んだことが分かった。マラソン選手が短距離出身のコーチから指導を受けるのは陸上界にとっても珍しいこと。9月に「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」を控える25歳が、新「チーム・神野」で夢舞台へ突き進む。

 “山の神”と呼ばれた男が、かつてない試みで2020年を狙う。神野は3月からアテネ五輪1600メートルリレー4位の伊藤氏と元陸上ハードル選手の秋本氏とタッグを組み、すでに指導を受けているという。昨年5月からプロランナーとして活動している25歳は「これもプロならではの挑戦。やってみたいと思うことはどんどん取り入れていきたかった」と明かした。

 きっかけは自らのフォームに課題を抱えていたこと。青学大時代から山上りの5区で区間新記録を叩き出すなど、輝かしい結果を残してきたが、神野は「綺麗な走りかと言われればそうではない。もっと効率良く、楽に走れるのではないかとずっと感じていた」と言う。所属先のセルソースの関係者を通じて伊藤氏、秋本氏を紹介してもらい、指導してもらうことになった。

 伊藤氏、秋本氏は今、様々なスポーツの走り方を研究し、陸上競技で培ってきた経験をそれぞれのスポーツの走り方に落とし込んでいく走り方のコーチングのプロだ。競技引退後にスプリント指導のプロ組織「0.01スプリントプロジェクト」を立ち上げ。伊藤氏はジュニア世代を中心に全国でかけっこ教室を展開。秋本氏はプロ野球・阪神タイガースのスプリントコーチを務める一方、ソフトバンク・内川聖一、200名を超えるJリーガー、なでしこリーグの選手の走りを指導している。

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