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村田諒太、好不調のバロメーターは“KOパンチ”の有無と体勢「3、4発は出ている」

ボクシングの前WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が20日、都内の所属ジムでスパーリングを公開した。7月12日にエディオンアリーナ大阪で同級王者ロブ・ブラント(米国)と対戦。昨年10月に米ラスベガスで王座を奪われた因縁の相手とのリベンジマッチに向け、「来週いっぱいは練習の佳境かなと思う」とスパートをかけていく。

村田諒太【写真:浜田洋平】
村田諒太【写真:浜田洋平】

「7・12」ブラント戦へスパーリング順調

 ボクシングの前WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が20日、都内の所属ジムでスパーリングを公開した。7月12日にエディオンアリーナ大阪で同級王者ロブ・ブラント(米国)と対戦。昨年10月に米ラスベガスで王座を奪われた因縁の相手とのリベンジマッチに向け、「来週いっぱいは練習の佳境かなと思う」とスパートをかけていく。

 今週は18日にスパーリングを8ラウンド消化し、21日にも同数を予定。来週も4~6ラウンドを2回やるつもりだ。7月に入れば本格的な減量も始まる。その日のコンディションを見極めながら、スパーの量を調整してきた。

「試合でいい時とか倒している時のパンチって、練習で1回は打っているもの。そういった意味では、今回は(倒すパンチが)何回もあるし、不安はない。前(ラスベガスでの試合の前)は調子は悪くはなかったけど、これがっていうパンチがなかった。今は試合に行くまでとしては悪くはない」

 スパーの手応えは上々。村田にとって調子のバロメーターは、スパー内での“KOパンチ”の有無にあるようだ。

「どんだけいい倒すパンチが当たっているかといのが、一つのテーマ。あとは(相手への)入り方。変な入り方をしている時はダメだなと。前みたいに突っ立った状態で入って、相手に打たせて入ろうとするとダメ。そういう良し悪しを見極めていく」

 前回のブラント戦は、素早いハンドスピードでパンチをまとめられて上体が浮き、反撃に転じることができなかった。結果的にポイントを失い、王座陥落。今回は、この部分の修正にもしっかりと意識を置いている。

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