セリーナ騒動 怒りのティエムに重鎮ら理解「誰もが待つべき」「大会側はお粗末」
大会側の落ち度の声も…キャッシュ氏は「全てが台無しになってしまった」
そんなティエムの考えにレジェンドも同調している。記事によると、かつてのスーパースター、ベッカー氏は「彼はローランギャロスのファイナリストだ。成熟した男子ツアーの主役の1人だ。彼が記者会見をしていて、まだ終わっていないのなら、全ての人間は会見終了を待たなければいけない。セリーナ・ウィリアムズを含めてだ」とセリーナの行動に厳しい意見を述べたという。
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その上で、大会側の手落ちについても言及。「両選手をこの状況に追いやったことは主催者にとっても不運なことだ。ドミニク・ティエムが記者会見を行っていることを理解すべきだった。彼が終われば、セリーナの順番なんだ。選手にとっては気まずいことだし、大会側はお粗末だ」と指摘したという。
一方、4大大会優勝1度のパット・キャッシュ氏(オーストラリア)は「全てが台無しになってしまった。彼はジュニアの選手じゃないんだ。彼は昨年の全仏で決勝に進出して、その前年には準決勝に出ている。彼はトップ選手で、優勝候補の一人なんだ」と語り、実力者に対して礼を欠く措置と批判したという。
大坂なおみ(日清食品)と戦った昨年の全米オープン決勝ではスタンドのコーチから指導を受けたことで警告を受けると、主審に再三クレームを付け、ラケットを壊すなどの行為が物議を醸していたセリーナ。フェデラーも今回の騒動に言及しており、元女王の振る舞いがグランドスラムの舞台でまたも脚光を浴びている。
(THE ANSWER編集部)