井上尚弥、因縁アンカハスとマカオで対面 比メディアは待望「夢の対戦求めている」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を259秒KOで下したWBA王者・井上尚弥(大橋)。5月30日にマカオで行われたIBF総会に出席したが、同席したIBFスーパーフライ級世界王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との対決にフィリピンメディアは注目している。
マカオIBF総会で共に壇上に登場、フィリピンメディアは「対戦の行方」を特集
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を259秒KOで下したWBA王者・井上尚弥(大橋)。5月30日にマカオで行われたIBF総会に出席したが、同席したIBFスーパーフライ級世界王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との対決にフィリピンメディアは注目している。
「ジェルウィン・アンカハス対ナオヤ・イノウエ? マカオのIBF総会で両ファイターが出会う」と特集したのは、フィリピンのスポーツ専門メディア「ポウキャスト・スポーツ」だった。
2016年9月からIBFタイトルを保持し、7度防衛中のアンカハスは総会でIBF年間最優秀賞に相当する「ジャージー・ジョー・ウォルコット賞」を受賞。先日のWBSS準決勝でロドリゲスを倒し、IBF王座を獲得したばかりの井上は「アジアで最も支配的なボクサー賞」を受賞。ともに壇上で表彰された。
同サイト内のポッドキャストで公開された特集では「第36回IBF総会でナオヤ・イノウエとジェルウィン・アンカハスが対峙した。このファイトの実現を望むか? 実現すると思うか?」と焦点を絞っている。井上は強すぎるがゆえに、スーパーフライ級時代には統一戦を切望しながらも実現しなかった。バンタム級に転向し、最強決定戦「WBSS」に参加。ようやくロドリゲスとの“統一戦”が実現した経緯があった。
同メディアは「ジェルウィン・アンカハスはしばらくの間、自分の階級にとどまっている。最長期間の防衛王者でも。昇格し、モンスター・ナオヤ・イノウエと戦うことは理にかなったことか、それとも危険な動きなのか。ナオヤ・イノウエは18戦全勝で16KOだ」とリスナーに問いかけた上で「このような戦いを見たくないというファンはいるのだろうか。ボクシングファンは常に偉大な戦いを求めている」と説いた。