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WBSS欠場のテテ 井上尚弥に再び挑戦状「WBSS王者は自分と対決しなければならない」

ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝でWBA王者・井上尚弥(大橋)はIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を259秒TKOで下した。2団体王者となったモンスターに対し、WBSS準決勝ノニト・ドネア(フィリピン)戦直前に右肩の故障で辞退したWBO世界王者のゾラニ・テテ(南アフリカ)が挑戦状を叩きつけている。南アフリカメディア「タイムズ」が報じている。

ゾラニ・テテ【写真:Getty Images】
ゾラニ・テテ【写真:Getty Images】

肩の故障で準決勝を欠場したテテがWBSS王者との対戦を熱望

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝でWBA王者・井上尚弥(大橋)はIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を259秒TKOで下した。2団体王者となったモンスターに対し、準決勝ノニト・ドネア(フィリピン)戦直前に右肩の故障で辞退したWBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)が挑戦状を叩きつけている。南アフリカメディア「タイムズ」が報じている。

 今大会にWBO世界王者として参戦していたテテ。井上の決勝のライバル最有力候補と目されてきたが、現地会見に出席しながら肩の故障で4月27日のセミファイナル直前に突如辞退。代わりに控えファイターとして登録されていたWBA5位ステフォン・ヤング(米国)が代わりに出場し、ドネアの左フックの前に7回KOで沈んでいた。

「いずれかの時点で、あのボクサー(WBSSバンタム級王者)はすべてのベルトを手にするために自分とWBC王者と対決しなければいけない。そうすれば、異論もなくチャンピオンであると正当に主張することができる」

 2017年11月にWBO世界バンタム級1位のシボニソ・ゴニャ(南アフリカ)戦でタイトルマッチ史上最速の11秒KO勝ちを収め、ボクシング界に衝撃を与えたテテはこう語ったという。

 事実上の決勝と呼ばれたロドリゲス戦の259秒TKO劇はテレビで観戦した。怪我さえなければ、という思いはあったという。

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