井上尚弥は「新型ゴロフキン」 衝撃KOに各国記者も絶賛「まだまだ敗者が登場する」
敗者に異例のエール「気にするな、まだまだ多くの敗者が登場するのだから」
「FOXスポーツ・オーストラリア」の解説者ベン・デイモン氏は同日にドミニク・ブラジール(米国)相手に1ラウンドKO勝ちを収めたWBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(米国)と井上を比較。「ワイルダーはちょうど異次元に男を送り込んでしまったばかりだが、この日最高のパフォーマンスは怪物のようなナオヤ・イノウエだ。彼は今の現役ボクサーの中、完璧なボクシングに最も近い存在だ」。どちらも衝撃的KOだったが、ヘビー級王者より軽量級のモンスターのインパクトが上だったようだ。
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英ラジオ局「トークスポーツ」のマイケル・ベンソン記者は「ところで、ナオヤ・イノウエは26歳になったばかり。彼と戦い、躓いたとしても気にすることはない。まだまだ多くの敗者が登場するのだから。次はWBSS決勝でノニト・ドネア戦」と初黒星を喫した無敗王者に対し、今後も多く生まれる敗者の1人に過ぎないと異例のエールを送っていた。
また、米専門誌「リング」のライアン・ソンガリア記者は「ナオヤ・イノウエは完璧なるデストロイヤー(破壊者)だ」と評し、「イノウエは2ラウンドで3度のダウンを奪いTKO、ロドリゲスをさっさと片づけた。ドネアはWBSS決勝のイノウエとの対決で苦戦するだろう」「ドネア以来、イノウエはバンタム級で最も破壊的な力がある……」と賛辞を連発した。
今回の一戦を巡っては海外メディアも称賛してやまない井上。その最前線で取材する記者からも絶賛を浴び、ボクシング界最強のファイターという国際的評価に大きく近づく欧州初上陸となった。
(THE ANSWER編集部)