紀平梨花、「83.97の衝撃」に宿敵ロシア実況席も賛辞「この滑りは絶対に理想的」
フィギュアスケートの世界国別対抗戦(マリンメッセ福岡)は11日、女子ショートプログラム(SP)でグランプリ(GP)ファイナル女王の紀平梨花(関大KFSC)が衝撃の世界新記録をマークした。代名詞の3回転アクセルを決め、83.97点で1位となった。優勝を争うライバルのロシア実況席も高く評価している。
衝撃の世界新記録、ヤグディン氏も称賛「キヒラはもっと良く滑ることできる」
フィギュアスケートの世界国別対抗戦(マリンメッセ福岡)は11日、女子ショートプログラム(SP)でグランプリ(GP)ファイナル女王の紀平梨花(関大KFSC)が衝撃の世界新記録をマークした。代名詞の3回転アクセルを決め、83.97点で1位となった。優勝を争うライバルのロシア実況席も高く評価している。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
福岡の地から紀平が衝撃をもたらした。課題だった冒頭の3回転アクセルを着氷。一気に勢いに乗ると、連続ジャンプを含めミスのない演技を披露した。音楽が鳴り終わると同時にガッツポーズを炸裂。感情が行動となって表れた。「83.97の衝撃」に驚いたのは、ライバル・ロシアの実況席だった。
国営放送で解説を務めたソルトレイクシティー五輪男子金メダリストのアレクセイ・ヤグディン氏は「もし、リカ・キヒラが日本で行われた世界選手権でSPをこのように滑っていれば、全く違った結果になっていたかもしれません」と話し、SP7位と出遅れて4位に終わった前戦を引き合いに出した。
「もちろん、人生において理想的なものというものはないのですが、この滑りは絶対に理想的な滑りに近いものです。もしかしたら、リカ・キヒラはもっと良く滑ることができるのかもしれませんが」とさらなる伸びしろを認めながら、今回は完璧な演技であると称えていた。