トゥルシンバエワの歴史的4Sにタラソワ氏賛辞 テンさん母国に「少女が頭角現した」
フィギュアスケートの世界選手権は22日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位のエリザベート・トゥルシンバエワ(カザフスタン)が冒頭で4回転サルコーに成功。シニア女子では国際スケート連盟(ISU)公認大会史上初となる4回転ジャンプとなり、銀メダルを獲得した。
歴史的快挙に喝采「4回転サルコーを跳んだ! トゥルシンバエワが!」
フィギュアスケートの世界選手権は22日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位のエリザベート・トゥルシンバエワ(カザフスタン)が冒頭で4回転サルコーに成功。シニア女子では国際スケート連盟(ISU)公認大会史上初となる4回転ジャンプとなり、銀メダルを獲得した。歴史的瞬間をISU公式ツイッターは動画で公開し、反響を呼んでいたが、コーチを務めるエテリ・トゥトベリーゼ氏の母国ロシアの重鎮も「カザフスタンに1人の少女が頭角を現した」と賛辞を述べている。
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カザフスタンが誇る19歳が、小さな大スケーターになった。冒頭、トゥルシンバエワは148センチの体を高く跳び上がり、鋭く回転。着氷でバランスを崩しかけたが、懸命に堪えて4回転サルコーを決めた。シニアで4回転ジャンプを決めるのは初。女子フィギュアの歴史に名を刻んだ瞬間だった。
ISU公式ツイッターに「History!」とつづり、実際の場面を公開しているが、大国ロシアの実況席も大興奮だった。国営放送で解説を務めた重鎮タチアナ・タラソワ氏は「4回転サルコーを跳んだ! トゥルシンバエワが!」と絶叫。カザフスタン史上初のメダル獲得を予感させる演技を終えると「ブラボー! ブラボー! カザフスタン!」と喝采を送った。
さらに、実況が「これは歴史的瞬間です。フリープログラムでトゥルシンバエワが4回転サルコーを自分のものにしました」と話すと、タラソワ氏が呼応し、賛辞を並べた。