重圧だった「メジャー女王」の称号 5年ぶりV永峰咲希、3年シード権行使の裏に父の金言「そんな物を持っているからダメなんだ」
国内女子ゴルフツアーの資生堂・JALレディース最終日が6日、神奈川・戸塚CC 西C(6766ヤード、パー72)で開催された。首位から出た30歳の永峰咲希(ニトリ)が、通算9アンダーで並んだ木戸愛(日本ケアサプライ)とのプレーオフ(PO)を3ホール目で制し、約5年ぶりのツアー3勝目を飾った。2022年にはメルセデス・ランキング65位で年間シード圏外になったが、20年9月のメジャー大会・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯に勝って得た3年シードを有効活用。その最終年に完全復活を遂げた。この日、正規の18ホールは2バーディー、ボギーなしの70。我慢しながら勝負どころでスコアを伸ばす強さも見せた。

資生堂・JALレディスオープン最終日
国内女子ゴルフツアーの資生堂・JALレディース最終日が6日、神奈川・戸塚CC 西C(6766ヤード、パー72)で開催された。首位から出た30歳の永峰咲希(ニトリ)が、通算9アンダーで並んだ木戸愛(日本ケアサプライ)とのプレーオフ(PO)を3ホール目で制し、約5年ぶりのツアー3勝目を飾った。2022年にはメルセデス・ランキング65位で年間シード圏外になったが、20年9月のメジャー大会・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯に勝って得た3年シードを有効活用。その最終年に完全復活を遂げた。この日、正規の18ホールは2バーディー、ボギーなしの70。我慢しながら勝負どころでスコアを伸ばす強さも見せた。
短いウィニングパットを決めた瞬間、永峰は心の中でつぶやいていた。
「やっと、終わった」
気温32.5度、湿度62%の中で、18ホール+3ホールの激闘。喜びよりも戦い終えた安堵感が先に来たという。
「何度も倒れそうになりました。16番で7メートルのバーディーパットを決めた時も、心拍数が上がって体がフワフワしてしまいました。ただ、18番で木戸さんが長いバーディーを決めた瞬間、ものすごい歓声が上がって目が覚めました。『あっ、自分も入れなければ』と思って、プレーオフからは体調も良くなって冷静にやれました」
会場では、地元・神奈川出身の木戸を応援するギャラリーが多かった。だが、永峰は強かった。PO3ホール目は右ラフからブラインドの状態で2オンに成功。10メートルで大きく曲がる下りフックラインも読み切り、ファーストパットをカップ30センチに寄せた。
「30歳で優勝できたことはうれしいです。でも、先輩方も頑張っているし、若い子たちも強いですよね。私はこの5年間でケアの大切さや練習の仕方などをいろいろと学ばせていただきました」
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