「限界はここじゃない」 30歳力石政法が引退宣言撤回 5.28世界戦に懸ける思い「コラボできたら」

「ちばてつやさんとコラボできたら」
兄のIBF世界ライトフライ級王者の矢吹正道(LUSH緑)は25年3月に、同フライ級王者だったアンヘル・アヤラ(メキシコ)に12回TKO勝ちし、世界2階級制覇を達成した。力石が勝てば兄弟同時に世界王者となる。「自分が世界チャンピオンにならないといけないという使命感が生まれた」と強調した。
兄弟の本当の名字は「佐藤」だが、漫画「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈とライバルの力石徹にちなんでそれぞれリングネームにつけた。「いつか(作者の)ちばてつやさんとコラボできたら」と夢を描いている。
大橋会長は力石の世界戦をめぐり「ボクシング界は中量級から重量級の活躍が人気。起爆剤になる階級だと思う」と期待を膨らませた。6月19日には、WBO世界ウェルター級2位・佐々木尽(八王子中屋)が王者ブライアン・ノーマンJr.(米国)に世界初挑戦。力石の戦いは大橋会長の言葉の正しさを証明するための重要な試合になる。
28日の興行はダブル世界戦。力石はセミファイナルで、メインではWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が、同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)を相手に2度目の防衛戦に臨む。戦績は28歳の武居が10勝(8KO)、31歳のユッタポンが15勝(9KO)。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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