熱望していた那須川天心戦「正直、今はどうでもいい」 WBO王者・武居由樹がV2戦へ強調した思い

武居は「ユッタポン選手を倒して勝つことだけに集中」
バンタム級の王座は、主要4団体を日本人が独占している。WBCに中谷潤人(M.T)、IBFに西田凌佑(六島)、WBAに堤聖也(角海老宝石)が君臨。6月8日には中谷と西田の王座統一戦が予定されている。
堤は14日に自身のXで、目の手術の影響もあり休養王者となる見通しを説明。ただ、中谷―西田戦の発表後には「流れを見れば、ここでWBA×WBOをやるのが1番いい」などと投稿しており、武居は「自分はなんでもいいっすよ」と反応していた。
この堤とのやり取りについて、武居は「(ユッタポン戦の)試合が決まっていたので、スルーしてもよかったんですけど、なんか良い反応したくなってしまって」と笑顔でうち明かした。その上で「先のことは全然考えていない。今はとにかくユッタポン選手を倒して勝つことだけに集中している。(那須川)天心選手とか、堤選手とかは正直、今はどうでもいい」と目の前の一戦に全力を尽くす。
これまで那須川との対戦を熱望していた武居だが、28日の防衛戦後は指名試合が控えている。一方の那須川は6月8日にWBA同級6位ビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)と同級ノンタイトル10回戦で激突。今年11月頃に世界初挑戦を見据えるため、2人の対戦は早くても来年春となる見通しだ。
28日の興行はダブル世界戦。セミファイナルでIBF世界スーパーフェザー級3位・力石政法(大橋)が同級1位エドアルド・ヌニェス(メキシコ)と王座決定戦を行う。戦績は30歳の力石が16勝(11KO)1敗、27歳のヌニェスが27勝(27KO)1敗。
(THE ANSWER編集部)
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