セナの命日にホンダがSNSで公開

　5月1日は伝説的なF1ドライバー、アイルトン・セナがレース中の事故でこの世を去ってから31年目の命日となった。ホンダとホンダレーシング（HRC）公式インスタグラムは、「セナとHondaの6年間」と記して、セナが同社のスポーツカーを走らせる貴重映像を公開。今も色褪せないドライビングテクニックに、日本人ファンからは「涙出た」「革靴でこんな走りが出来るのか」など感動する声が上がっている。

　往年の名スポーツカー「NSX タイプR」に乗り込んだセナ。関係者に「一緒に来たいかい？」と冗談を言いながら、白煙をあげて上機嫌でスタートしていった。足元をアップにしたワイプ映像で見えるのは、なんと茶色の革靴。それを履いたまま車を走らせたセナは、“セナ足”と称されたアクセルを小刻みに踏むテクニックを披露し、コーナーを華麗にクリアしていった。

　この貴重映像は、1992年F1日本グランプリの翌日に開催されたホンダのイベントにて鈴鹿サーキット西コースを走った際のもの。同様の映像をアップしたホンダの公式YouTubeチャンネルには、「アイルトン・セナにトリビュートを捧げ、セナ財団とBest MOTORingのご協力のもと、貴重な映像を特別公開します」と記されている。

　この動画から2年後の94年5月1日にサンマリノGP中の事故で亡くなったセナに対し、日本人ファンからもコメントが相次いだ。

「セナの走る姿が見たいですねぇ」
「セナをいつまでも忘れません」
「涙出た」
「久しぶりに…セナ足を見たかも」
「天国でも愛車のNSXで走ってくれてると嬉しいな」
「今日、この日に『セナ足』を見ることが出来て、感慨深いです」
「セナいつ見てもカッコいいな！！」
「ローファーを履いてヒールトゥでNSXを踊らせることができるのはアイルトンだけ」
「なんで革靴でこんな走りができるのか」

　コメント欄には、往年の英雄の姿を懐かしむ声が溢れていた。