井上尚弥、ロドリゲスは「ヤバいというオーラなかった」 電撃フェイスオフの裏側告白
ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が16日、横浜市内の大橋ジムで会見。5月18日にスコットランド・グラスゴーで開催されるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝のIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と、昨年10月に実際に対面した際の印象を語った。
WBSS準決勝の正式決定を受けて横浜市内のジムで会見
ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が16日、横浜市内の大橋ジムで会見。5月18日にスコットランド・グラスゴーで開催されるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝のIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と、昨年10月に実際に対面した際の印象を語った。
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開催地、開催時期が二転、三転した末の、ようやくの正式決定。井上は「ストレスもたまりました」と偽らざる心境も口にしたが、「またあの舞台でできることにワクワクする。ヨーロッパではボクシングが盛り上がっている。いいパフォーマンスができればいい」と初上陸の欧州での決戦に心を躍らせた。
対戦相手のロドリゲスは19勝(12KO)無敗のIBF王者。バンタム級の出場者中では最強と目されており、この準決勝が事実上の決勝と見る向きもある。井上と大橋会長は昨年10月21日の米国でのジェイソン・モロニー(オーストラリア)との1回戦(12回判定勝利)を直接視察している。
大橋会長はロドリゲスについて、「この間の試合は良くなかったが、それ以前の試合では絶対的に素晴らしい選手。南米の井上尚弥。これはモンスター同士の戦いになる」と語った。テクニックに優れたプエルトリカンを、“南米のモンスター”と評価。多少のリップサービスはあるにせよ、最大の強敵だと認めている証拠だ。
ロドリゲスとのマッチアップは「お互い力を出し合える距離が同じ。見ごたえのあるスピードのある技術戦。フェイントの掛け合いだったり、これまで見たことないような技術戦は間違いない」とし、ハイレベルな攻防必至とみている。