異例の激闘打撃戦「危険なパンチを…」 陣営も驚き、3階級制覇へボクサー京口紘人が練習公開

トレーナーも手応え「鬼気迫るものがある」
1月下旬から約2週間、メキシコ・グアダラハラで高地合宿。「過去一番かも」とこの日まで計180ラウンドのスパーを消化した。ミットを持つ小林尚睦トレーナーは「受けていても鬼気迫るものを感じる。どんなパンチを叩き込むか、面白い試合になる」と手応えを口にした。
オラスクアガは23年4月、寺地に世界初挑戦。9回TKO負けながら激闘で絶対王者を追い詰め、評価を上げた。昨年7月に2度目の世界挑戦でWBO世界フライ級王座獲得。愛嬌のある笑顔と強打による派手な試合が多く、帝拳ジムに所属後も日本のファンから愛される存在となっている。
京口は「良い選手。リスペクトしてくれるし、こちらもしている」と歓迎。同日の興行では、同級王座統一戦でWBC王者・寺地とWBA王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が激突する。寺地は勝利すればスーパーフライ級転向も視野。京口はリベンジの機会を失うが「意識は全くない。彼のボクシングどうこうに振り回される気はない。彼は彼、僕は僕」と今後の予定を白紙にするほど、目の前だけに集中した。
減量は残り4キロ。練習後に陣営と大笑いするほど体調もいい。「3階級制覇の懸かった試合。ボクシング人生で一番大きなもの」。31歳、10度目の世界戦。「しっかり勝って3階級制覇をする自分に期待したい」とリングを心待ちにした。
(THE ANSWER編集部)
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