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「フェデラーは復活できるのか?」 米ESPNが精彩欠いた王者を特集「十分可能だが…」

男子テニスのツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」は11日(日本時間12日)、1次リーグ初戦で世界ランク9位・錦織圭(日清食品)が同3位ロジャー・フェデラー(スイス)を7-6、6-3のストレートで撃破した。今大会16度目の出場で、1次リーグでは通算46試合目で初めてストレート負けを喫した王者。明らかに精彩を欠いたパフォーマンスだったが、次戦以降で立て直せるのか。米放送局ESPNは「ロジャー・フェデラーはここから復活できるのか?」と題して、土俵際に追い込まれたV候補が再浮上する可能性を特集している。

フェデラーは錦織相手にストレート負けを喫した【写真:Getty Images】
フェデラーは錦織相手にストレート負けを喫した【写真:Getty Images】

錦織に敗れ、追い込まれたフェデラーを米放送局が特集

 男子テニスのツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」は11日(日本時間12日)、1次リーグ初戦で世界ランク9位・錦織圭(日清食品)が同3位ロジャー・フェデラー(スイス)を7-6、6-3のストレートで撃破した。大会16度目の出場で、1次リーグでは通算46試合目で初めてストレート負けを喫した王者。明らかに精彩を欠いたパフォーマンスだったが、次戦以降で立て直せるのか。米放送局ESPNは「ロジャー・フェデラーはここから復活できるのか?」と題して、土俵際に追い込まれたV候補が再浮上する可能性を特集している。


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 錦織の粘りの前に屈したフェデラー。ミスが続出し、本来の姿とは程遠かった。同局は「ATPファイナル初戦はフェデラーにとって波乱あるものとなった。彼は100回目となるタイトル獲得を狙っていた。(次戦の開始となる)48時間以内に調子を戻せるのか」として、まずは試合をレポートしている。

「彼の出来は明らかに悪かった。34回の凡ミスを犯し、イライラしていた。我慢できずにフラストレーションを募らせた。彼はボールを観客に打ち込むルール違反で警告を受けた」

 記事では第1セットの緊迫した場面で、フラストレーションを隠さず、客席にボールを打ち込むという“らしからぬ振る舞い”で警告を受けたことを紹介。それでも、「フェデラーは第1セットを取ることができたはず。彼はニシコリのサーブに対して何度もチャンスを創出したが、ブレークポイントを取ることができなかった。タイブレークは彼にとって嫌悪感のあるショーとなった。ブレークから始まった第2セットもフェデラーを助けてはくれなかった」と続け、ミスから自身を見失っていったと伝えている。

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