井上尚弥戦4時間前の日本人ファンに米著名記者が驚愕 「米国は問題なのか?」「質の高い前座」
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)のメインイベント4時間前に見られた客席の光景に米記者が驚いている。6日に東京ドームで元世界2階級制覇王者ルイス・ネリに6回1分22秒TKO勝ち。4万3000人を熱狂させた一方、米著名記者は4時間前の客席を捉えた動画付きで「1時間前に来場するのはアメリカ的な問題なのか?」とした。
井上尚弥戦の客席に注目
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)のメインイベント4時間前に見られた客席の光景に米記者が驚いている。6日に東京ドームで元世界2階級制覇王者ルイス・ネリに6回1分22秒TKO勝ち。4万3000人を熱狂させた一方、米著名記者は4時間前の客席を捉えた動画付きで「1時間前に来場するのはアメリカ的な問題なのか?」とした。
東京Dはすでに熱気に満ちていた。リングサイドから客席をぐるりと見渡した動画。アリーナ席はもちろん、内野の最上段席までビッシリと人で埋まっていた。井上戦直前ならまだしも4時間前。34年ぶりの東京Dボクシング興行が心待ちにされていた証しだった。
動画をXに公開したのは、2020年まで米スポーツ専門局「ESPN」でアナリストを務めた米コラムニストのスティーブ・キム氏。著名なボクシング記者として活躍する同氏は「この映像は東京ドームにいた人物から私に送られてきたもの。イノウエ―ネリ戦の4時間前だ。メインの1時間前くらいにボクシングファンが会場にやって来るのはアメリカ的な問題なのか?」と驚きを記している。
さらにこの投稿に対し、世界で最も権威ある米専門誌「ザ・リング」のダグラス・フィッシャー編集長も「オオハシ、テイケン、トップランクは、質の高い、世界タイトルマッチのアンダーカードを揃えた」と称えた。
興行では国内史上最多となる世界戦4試合が実施された。WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が桑原拓に判定勝ちで初防衛に成功すると、WBA世界バンタム級王者・井上拓真(ともに大橋)も石田匠(井岡)に判定で2度目の防衛。セミファイナルでは武居由樹(大橋)がWBO世界同級王者ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に判定で涙の王座奪取を達成し、感動を呼んだ。
(THE ANSWER編集部)