悪童ネリの計量、大幅500gアンダーに日本人反応「絞りすぎ」「意地」 山中戦などで超過の前科
ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われる。5日は東京ドームホテルで前日計量が行われ、メインイベントの王者・井上尚弥(大橋)が55.2キロ、元世界2階級制覇王者の挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)が54.8キロで一発パス。34年ぶりの東京Dボクシング興行の舞台がついに成立した。過去に体重超過を犯しているネリの500グラムアンダーに、ネット上のファンからは驚きの声が上がっている。
Amazon プライム・ビデオで独占生配信
ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われる。5日は東京ドームホテルで前日計量が行われ、メインイベントの王者・井上尚弥(大橋)が55.2キロ、元世界2階級制覇王者の挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)が54.8キロで一発パス。34年ぶりの東京Dボクシング興行の舞台がついに成立した。過去に体重超過を犯しているネリの500グラムアンダーに、ネット上のファンからは驚きの声が上がっている。
55.2キロでクリアした井上に続き、ネリが計量。54.8キロで一発パスだった。リミットを500グラムも下回り、両拳を握った。恒例のフェースオフでは、両者の顔が2センチに接近。約20秒睨み合った。ネリ陣営が奇声を上げて盛り立てる中、関係者が制止してようやく両選手がその場を離れた。
“悪童”の異名もつくネリは2017年8月の山中慎介戦の薬物検査で陽性反応。18年3月の再戦は大幅な体重超過でWBC世界バンタム級王座を剥奪された。ともに勝利したが、日本ボクシングコミッション(JBC)から国内のライセンス無期限停止処分に。海外でリング復帰し、20年9月にスーパーバンタム級で世界2階級制覇。今年2月、ネリと陣営はJBCに謝罪と資格回復を求める書面を提出。規定に基づき、処分が解除されていた。
山中戦以外でも体重超過を犯した過去のあるネリだが、オーバーの懸念から体重を毎日測定。結果が興行主に報告されていた。ドーピング検査も5回以上クリア。4日の会見では「体重はもうリミット内だ」と自信を見せていた。
“大幅なアンダー”にはX上のボクシングファンも「なぜ500グラムアンダー?」「ネリ陣営試合成立させたすぎておもろい」「意地の500グラムアンダー」「搾りすぎじゃないw」「やり過ぎじゃ?」などと反響が集まっていた。
計量後に取材に応じた井上は、500グラムアンダーのネリについて「余裕なんじゃないですかね。準備して管理をして、『成立するでしょ』と思ってやっていた。ビッグイベントでネリも過去最高のファイトマネーをもらうようだし、そこは心配なかった」と頷いていた。
1990年のマイク・タイソン―ジェームス・ダグラス戦以来34年ぶりの東京Dボクシング興行。日本人がメインイベントを務めるのは初めてとなる。Amazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信。同じ興行で世界戦4試合は国内史上最多となる。
(THE ANSWER編集部)