井上尚弥、次戦の舞台にベガス浮上 WBSS代表明言「パッキャオ超えるヒーローに」
圧巻の強さで準決勝進出を決めた井上の次戦の相手は20日に米オーランドで行われるIBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)対ジェイソン・マロニー(オーストラリア)戦の勝者となる。IBF王者との統一戦が有力視される、注目カードの舞台は一体どこになるのか? WBSSのプロモーターを務めるカレ・ザワーランド氏はパヤノ戦後に「THE ANSWER」の単独インタビューに応じ、モンスターのボクシングの本場ラスベガス初上陸の可能性を明かしている。
WBSSプロモーターのザワーランド氏が単独インタビューで明かす
ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)はワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)1回戦(横浜アリーナ)で元WBA同級スーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を衝撃の1回70秒KOで勝利を収めた。
圧巻の強さで準決勝進出を決めた井上の次戦の相手は20日に米オーランドで行われるIBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)対ジェイソン・マロニー(オーストラリア)戦の勝者となる。IBF王者との統一戦が有力視される、注目カードの舞台は一体どこになるのか? WBSSのプロモーターを務めるカレ・ザワーランド氏はパヤノ戦後に「THE ANSWER」の単独インタビューに応じ、モンスターのボクシングの本場ラスベガス初上陸の可能性を明かしている。
戦慄の70秒間で世界に衝撃を与えた井上。圧巻のワンツーで難敵パヤノを沈めたモンスターはリング上で次戦ついて「おそらく春。海外になると思う」と語った。
17戦全勝中の3階級王者にとっては、昨年9月9日、米カルフォルニア州カーソンで行われたスーパーフライ級の祭典「SUPER FLY」でアントニオ・ニエベスを6回KO勝ちで6度目の防衛に成功して以来の米上陸となる。
果たしてその舞台はどこになるのか。ザワーランド氏は「まだ100パーセント確実ではないですが、西海岸になるでしょう。ラスベガスが候補です。おそらく、ベガスかロサンゼルスになるのでは」と語った。
ロドリゲス―マロニー戦の勝ち上がりなどにも影響されるが、「The Monster」の次戦舞台はラスベガスかロサンゼルス。いずれにせよボクシングの本場で準決勝を迎えることになりそうだ。
世界120か国で中継されているWBSS。米国ではスポーツ専門チャンネル「DAZN」と契約し、米西海岸では深夜3時に行われたパヤノ戦では本場の目の肥えたボクシングファンを驚愕させた。その反響の大きさに、ザワーランド氏が「ソーシャルメディアは爆発した。センセーショナルだ」と感嘆していたほどだった。