米9勝目の松山英樹を韓国メディアが歓迎 自国スター抜かれても「新しい競争の火種」「追撃する立場に」
男子プロゴルフの松山英樹(LEXUS)は、18日(日本時間19日)まで米カリフォルニア州のリビエラCC(7322ヤード、パー71)で行われたジェネシス招待で、最終日6打差の7位からスタートし大逆転優勝を飾った。この勝利は米PGAツアー通算9勝目で、韓国人のチェ・キョンジュ(崔京周)を抜きアジア人単独トップに。この快挙を韓国メディアは悔しがるかと思いきや「目標が生じた」「これからは追撃する立場」と歓迎する声が上がっている。
ジェネシス招待での大逆転V…アジアのゴルフ界に大きな1ページ
男子プロゴルフの松山英樹(LEXUS)は、18日(日本時間19日)まで米カリフォルニア州のリビエラCC(7322ヤード、パー71)で行われたジェネシス招待で、最終日6打差の7位からスタートし大逆転優勝を飾った。この勝利は米PGAツアー通算9勝目で、韓国人のチェ・キョンジュ(崔京周)を抜きアジア人単独トップに。この快挙を韓国メディアは悔しがるかと思いきや「目標が生じた」「これからは追撃する立場」と歓迎する声が上がっている。
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韓国メディア「イーデイリー」が「チェ・キョンジュを越えた松山…韓国は誰が松山を越えるのか」という原稿で伝えている。記事は「米プロゴルフ(PGA)ツアーで、アジアを代表する看板を巡って韓国と日本の選手が繰り広げる対決は見どころの1つだ」とし、2000年代半ば以降の米ツアーでは、チェ・キョンジュをはじめとした韓国選手の活躍が目立ったとしている。
ところが、今回の松山の勝利で「15年以上続いたアジアの看板という主人公が変わった」と指摘している。ただ「これまでPGAツアーでアジアを代表してきた韓国選手達の自尊心は傷つくかもしれないが、また別の目標が生じたという点で新しい競争の火種となる」と歓迎している様子だ。
1980年代から青木功、丸山茂樹ら日本人選手の活躍が目立っていたPGAツアーに、2000年代から続々と韓国人ゴルファーが参入した。記事はチェ・キョンジュが2002年のコンパッククラシックで初優勝し、2006年のクライスラーチャンピオンシップ優勝でアジア人のトップに立ったこと、さらに2011年のプレイヤーズチャンピオンシップを制するまでに、通算8勝を挙げたと紹介している。
他にも通算4勝しているキム・シウら、韓国では「新しいスターが続いてバトンを受け継いだ」のだという。一方で松山を「韓国選手たちの間で静かに活動してきたが、早くからチェ・キョンジュの記録を更新する脅威な候補と見られていた」と紹介している。
記事は松山について「少なくともあと10年はPGAツアーで活動をさらに続ける可能性がある。アジア出身選手として初めて、ツアー10勝という新しい金字塔を打ち立てる可能性も高い」と称賛。さらに「チェ・キョンジュの最多勝更新が松山の目標の一つだったように、松山の記録は私たちの選手にとっても新しい目標になる。これからは追撃する立場だ」と、日韓のゴルファーによる競争に期待している。
(THE ANSWER編集部)