井上尚弥「全世界のファンに強い姿をアピールしたい」 海外向け会見で意気込み
ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は7日、横浜アリーナで行われるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント1回戦で元WBA同級スーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を迎え撃つ。5日には都内で記者会見が行われた。
WBSSまで2日、会見で世界へ向けた意気込み語る
ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は7日、横浜アリーナで行われるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント1回戦で元WBA同級スーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を迎え撃つ。5日には都内で記者会見が行われた。
英の大手ブックメーカーでは井上勝利に「1.03倍」のオッズをつけるなど、圧倒的優位が予想されている。だが、慢心はみじんもない。先だって行われた海外メディア向けの記者会見では、「対戦相手のパヤノ選手はキャリアもあり、驚異的です。自分のボクシングを出し切りたい」と謙虚に意気込みを語った。
WBSSバンタム級トーナメントの開幕カードは記念すべき日本での開催。世界中の注目を集める垂涎のカードだ。世界30か国での生中継が決まっているが、井上は「日本で開催できることをすべての関係者にお礼を申し上げたい」と感謝を述べつつ、「明後日は全国、全世界のボクシングファンに向けて更なる強い井上尚弥をアピールしたいと思います」と視線を国外にも向けていた。
その後行われた、日本の報道陣向けの会見では「コンディションは過去最高。いい状態に仕上がっている。当日最高の状態でリングに上がりたい」と絶好調をアピール。高い注目度については、「いつも以上のパフォーマンスを発揮して、しっかりと井上尚弥のボクシングを見せられたら。自分自身に期待をしてボクシングをしたい」と力強かった。
デビューから圧倒的な内容で16戦全勝(14KO)。軽量級のスーパースターとして海外からも熱い視線を集める井上。リング誌の「パウンド・フォー・パウンド」でも7位にランク付けされている。スーパーフライ級時代は強い相手とのマッチアップを望みながらも、強すぎるがゆえに対戦が実現しなかった。バンタム級へ階級を上げて2戦目。各団体の王者が勢ぞろいする、今回の頂上決戦ならその心配はない。井上の衝撃的な強さに、再び世界が震撼するか――。決戦のゴングはまもなくだ。
(THE ANSWER編集部)