セリーナ騒動、消えぬ波紋 コーチングを再度全面否定「なぜそんなこと言ったの?」
テニスの4大大会、全米オープン女子シングルス決勝で大坂なおみ(日清食品)に敗れたセリーナ・ウィリアムズ(米国)。決勝では審判への暴言やラケット破壊でペナルティを受けた後、記者会見で性差別を訴えるなど物議を醸していた。決勝で逆上の引き金となったのはコーチのパトリック・ムラトグルー氏が試合後に認めた客席からのコーチングを指摘されたことだったが、セリーナは「何を言っているかわからない」とコーチの発言を完全否定。改めて波紋を広げている。
豪TV局のインタビューで改めて全面否定
テニスの4大大会、全米オープン女子シングルス決勝で大坂なおみ(日清食品)に敗れたセリーナ・ウィリアムズ(米国)。決勝では審判への暴言やラケット破壊でペナルティを受けた後、記者会見で性差別を訴えるなど物議を醸していた。決勝で逆上の引き金となったのはコーチのパトリック・ムラトグルー氏が試合後に認めた客席からのコーチングを指摘されたことだったが、セリーナは「何を言っているかわからない」とコーチの発言を完全否定。改めて波紋を広げている。
「セリーナ・ウィリアムズ コーチがシグナルを送ったと主張していることを私は理解できない」と特集したのは英地元紙「ガーディアン」だった。
同紙は、グランドスラム優勝23回のセリーナはオーストラリアテレビ局「ネットワーク・テン」のインタビューに登場したことを紹介。世界に波紋を広げた全米オープンについて、改めて口を開いたことを伝え、そこでの参謀役に対するコメントに注目している。
「私は何を言っているのか理解できなかった。私は彼に聞いたの。あなたはコーチングをしていない。私たちの間にシグナルなどないと。我々にはシグナルなど一切ないのに、彼は指示をしたと言っていたの。あなたは動作を見せて、私に指導をしたと、みんなに話していた。それは意味がわからない。なぜそんなことを言ったの? と思うわ」
ウィリアムズはムラトグルー氏の発言を、改めて完全否定した上で、本人にクレームをつけていたことも明かしていたという。