元世界王者撃破の「ホキコバ」、金星要因は“相手無視”!? 「持ち味を出すことだけ」
初戦で強敵を撃破した。バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2018」は12日に男女ダブルスの1回戦を行い、男子ダブルスの保木(ほき)卓朗、小林優吾組(トナミ運輸)が、昨年の世界選手権金メダルのリュウ・チェン、ツァン・ナン組(中国)をストレート(21-16、21-18)で破る金星を挙げた。
1回戦で昨年の世界選手権金メダルの中国ペアを撃破
初戦で強敵を撃破した。バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2018」は12日に男女ダブルスの1回戦を行い、男子ダブルスの保木(ほき)卓朗、小林優吾組(トナミ運輸)が、昨年の世界選手権金メダルのリュウ・チェン、ツァン・ナン組(中国)をストレート(21-16、21-18)で破る金星を挙げた。
試合は、序盤から積極的なアタックで先手を取る戦いぶりで、7-0のロケットスタート。さすがに中盤で点差を詰められたが、12-9から5連続得点で優位性を保って第1ゲームを物にした。第2ゲームは、常に3点差以内でリードを奪い合う接戦。それでも積極性を失うことなく攻め、最後は19-18から2連続ポイントで勝利を物にした。保木は「相手のビデオは、見ないようにした。相手の強いところを意識してしまうと、自分のプレーを忘れてしまうかなと思った。自分たちの持ち味を出すことだけを考えて臨んだ」と迷いなく挑んだことを強調した。
攻撃的なプレーで押し切れた要因に2人が挙げたのが、アタックを仕掛ける前のレシーブの質だった。特に、後衛で強打が持ち味の小林は「保木はレシーブが上手いので、自分のレシーブの精度が上がれば、自ずと(ペアとしての)レシーブも上手くなると思って、練習からレシーブスタイルを勉強して頑張っていた」と意識的にレシーブを強化していたことを明かした。
攻め急いで無理に打てば精度が落ち、相手を恐れて守れば後手に回る。強敵と対峙するときこそ、堂々と立ち向かう姿勢が必要だ。保木、小林の「ホキコバ」ペアが初戦で挙げた金星は、相手に主導権を与えなければ、強敵が相手でも互角以上に戦えることの証明だ。