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井岡一翔、504日ぶり復帰戦完勝 米記者称賛「素晴らしいパフォーマンス」

ボクシング元3階級王者の井岡一翔(SANKYO)が8日(日本時間9日)、スーパーフライ級での米国デビュー戦で、WBO同級3位のマックウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)と対戦。10回判定勝ちで504日ぶりの復帰戦を飾った。井岡の戦績は22勝(13KO)1敗。

ボクシング元3階級王者の井岡一翔【写真:Getty Images】
ボクシング元3階級王者の井岡一翔【写真:Getty Images】

井岡が判定で1年半ぶり復帰戦勝利、現地メディアも高評価

 ボクシング元3階級王者の井岡一翔(SANKYO)が8日(日本時間9日)、スーパーフライ級での米国デビュー戦で、WBO同級3位のマックウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)と対戦。10回判定勝ちで504日ぶりの復帰戦を飾った。井岡の戦績は22勝(13KO)1敗。

 現在WBAの同級2位にランク付けされている井岡は、スーパーフライ級の強豪を集めたイベント「Superfly3」の一戦として、アローヨ戦に臨んだ。勝てば同級での4階級制覇も見えてくる一戦で井岡は序盤から相手を圧倒。ボディーを効果的に決め、3回に右ストレートでダウンを奪うなど終始、試合を優位に進めた。ジャッジ3人の採点は97-92、97-92、99-90。最大で9ポイント差がつく完勝だった。

 現地メディアも井岡の戦いぶりを高評価。AP通信記者のグレッグ・ビーチャム氏は「カズト・イオカはアメリカでのデビューで強い印象を残している」とツイート。ボクシングライターのマイケル・バカ氏もツイッターで「カズト・イオカは勝利のスリルを味わった。素晴らしいパフォーマンス」と称賛している。

 井岡は2009年にプロデビュー。11年にデビュー7戦目でWBC世界ミニマム級王座を獲得。翌年にWBA世界ライトフライ級王座決定戦に勝利し、2階級制覇を達成。2014年にはフライ級で3階級制覇を目指し5月にタイトルマッチに臨むも、デビュー15戦目で初黒星を喫した。

 翌2015年にWBA王者のファン・カルロス・レべコ(アルゼンチン)に挑戦し、判定勝ちで3階級制覇に成功。5度防衛したが、2017年に王座を返上。同年12月31日に現役引退を表明したが、今年7月に現役復帰会見。米国を拠点にスーパーフライ級での4階級制覇を目指す意向を示していた。

 大きなタイトルこそ手にしていないが、世界王者級の実力を秘めているとされる相手に、2017年4月23日以来、504日ぶりの復帰戦を完勝で飾った井岡。日本人史上初の4階級制覇へ弾みをつけた。

(THE ANSWER編集部)


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