カネロ、世紀の4団体王者対決でチャーロに圧勝! 7R鮮烈ダウン奪取で3-0判定勝ち&防衛、キャリア通算60勝目
ボクシングのスーパーミドル級世界4団体王座統一戦(米ネバダ州ラスベガス)は30日(日本時間10月1日)、WBA&WBOスーパー、WBC、IBF世界同級統一王者のカネロことサウル・アルバレス(メキシコ)と2階級下から挑戦したWBA&WBOスーパー、WBC、IBF世界スーパーウェルター級王者ジャーメル・チャーロ(米国)が激突。男子史上初の現4冠王者対決はカネロが圧勝という内容で、3-0判定勝ちした。
スーパーミドル級世界4団体王座統一戦
ボクシングのスーパーミドル級世界4団体王座統一戦(米ネバダ州ラスベガス)は30日(日本時間10月1日)、WBA&WBOスーパー、WBC、IBF世界同級統一王者のカネロことサウル・アルバレス(メキシコ)と2階級下から挑戦したWBA&WBOスーパー、WBC、IBF世界スーパーウェルター級王者ジャーメル・チャーロ(米国)が激突。男子史上初の現4冠王者対決はカネロが圧勝という内容で、3-0判定勝ちした。
階級を越えた超ビッグマッチが実現した。言わずとしれたボクシング界最強の一人で4階級制覇王者のカネロに対し、上限が6.4キロも異なるスーパーウェルター級から挑戦したチャーロのマッチアップだ。
1回からカネロが圧力をかけ、ロープを背負ったチャーロのガードの上から打ち込んでいく。2、3回はチャーロも手数を出すが、カネロに利かず、腰高の状態になり劣勢が続く。4回以降もカネロが圧力をかけ、パンチをもらっても意に介さず、前に出る展開。
試合が動いたのは7回開始1分、カネロがロープ際に追い込んだチャーロのガードの間から強烈な右ストレートをテンプルに打ち込んだ。堪えようとした相手に、さらに右アッパーを打ち込むと、チャーロは我慢ならず、膝をついてダウンとなった。以降、立ち直ったチャーロも前に出るが、カネロの優位は変わらず。もつれ込んだ判定で文句なしの勝利。キャリア通算64戦60勝(39KO)2敗となった。
試合後のリングインタビューで、カネロは「私はこの結果に満足しています。この試合のために遠くまで来てくれたみんなありがとう。私は強い、いつだってそうだ。カネロに勝てる人なんていない」と息巻いた。ボディ狙いが目立ったことについて「それは作戦だった。彼は動き方も分かっているので。この3か月、家族にも会わずに必死に努力を重ねてきた」と言い、「ボクシングが大好きだ、ボクシングが私の人生だ。今の私を作ってくれた」と絶叫した。
7回のダウンシーンについても回顧。「ボディを狙っていたが、急に頭を狙った。パンチのコースを変えたらこういう結果になった」と言い、KOできなかったことが無念かと問われると「そんなことはない。勝てて最高だ。12ラウンド戦ったが、最終的に私が勝者と証明できた。どっちが強いのか分かったでしょう」と胸を張った。次戦については「次に誰が強いのか決めたい。誰でもいいよ」と締めくくった。
(THE ANSWER編集部)