ジャイアンツ戦の9回に登場も大逆転負け

　米大リーグ・エンゼルスは7日（日本時間8日）の本拠地ジャイアンツ戦に3-8で敗れ、泥沼の7連敗となった。3-2と1点リードの9回に守護神カルロス・エステベスが打ち込まれ、その後の救援陣も失点を重ねて大逆転負け。試合後のロッカールームで報道陣の取材に応じたエステベスだったが、着用していたTシャツなど人気アニメキャラクターが映った映像に、日本のファンからは「Tシャツのインパクト強すぎて英語が入ってこない」「誰かエステベスに仙豆の差し入れしてやってくれ！」など、変わらぬアニメ愛やエールを送るような声が上がっている。

　試合後のロッカールームで、エステベスが悔しさを噛み締めるようにしながら、スペイン語と英語で報道陣の質問に答えていく。着用しているTシャツに描かれているのは、日本の人気アニメ「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空のイラスト。孫悟空の名前や「レッドリボン軍」などの文字も日本語で添えられている。またエステベスの後方にある棚には、アニメキャラクターのフィギュアが並んでいるのも見える。

　この映像を米スポーツメディア「スポーティング・トリビューン」のレポーター、クラウディア・ヘストロ氏が自身のX（旧ツイッター）に「エンゼルスの守護神カルロス・エステベスは自信に影響するものは何もなく、気分は問題ないと語った」とつづって公開すると、ネット上の日本人ファンはアニメ好きで有名なエステベスのショッキングな敗戦後も変わらぬ姿に注目した。

「孫悟空！次は界王拳でセーブ成功だ！」
「ごめんTシャツのインパクト強すぎて英語が入ってこない」
「どこで買ったんや」
「孫悟空のTシャツなんて着て出てこられたら、責められない。がんばれエステベス」
「後ろの棚といい本当に日本のアニメが好きなんだね」
「誰かエステベスに仙豆の差し入れしてやってくれ！」
「だめだTシャツに目が行って話が全く入ってこない」
「何言ってるか全くわからんけど、なんかちょっと安心したかも…」

　今季23セーブを挙げているエステベスだが、3日（同4日）のマリナーズ戦でも3-1とリードした9回に登板し、満塁弾を浴びて敗戦投手となっている。守護神として不本意な登板が続いているが、アニメ愛を貫く姿に日本人ファンはエールを送っていた。