井上尚弥はリング誌PFP1位ならず 最新ランク発表も2位不変、2階級4団体統一クロフォードが首位
世界で最も権威ある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」は31日(日本時間1日)、パウンド・フォー・パウンド(PFP)最新版を発表。29日(同30日)に世界初の2階級4団体統一を達成したテレンス・クロフォード(米国)を1位に選出した。25日に4階級制覇を達成した井上尚弥(大橋)も1位候補に名前が挙がっていたが、2位で不変だった。
権威ある専門誌「ザ・リング」が最新ランキング発表
世界で最も権威ある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」は31日(日本時間1日)、パウンド・フォー・パウンド(PFP)最新版を発表。29日(同30日)に世界初の2階級4団体統一を達成したテレンス・クロフォード(米国)を1位に選出した。25日に4階級制覇を達成した井上尚弥(大橋)も1位候補に名前が挙がっていたが、2位で不変だった。
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PFPとは全17階級あるボクサーの実力を比較し、体重差がなかった場合の最強選手をランキング化したもの。海外メディアが独自に格付けしているが、最も権威あるリング誌のPFPには名前が載るだけでも強者の証と言える。
25日に東京で開催されたWBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチで、井上は2団体王者スティーブン・フルトンに8回TKO勝ち。新階級初戦で難敵を圧倒し、4階級制覇を達成した。この時点でPFP1位に推す声も多数挙がっていたが、その5日後に行われた世界ウェルター級4団体王座統一戦でクロフォードがエロール・スペンスJr.に完勝。9回TKO勝ちで世界初の2階級4団体統一を達成していた。
今回の発表前のリング誌PFPランキングは、1位のヘビー級3団体統一王者オレクサンドル・ウシクに次いで、2位が井上、3位がクロフォードだった。クロフォードが下したスペンスJr.が4位。PFPトップ5同士の決戦で、ダウンを3度奪取する衝撃のワンサイド決着をつけたクロフォードが特に評価されたようだ。
井上は2022年6月、バンタム級3団体統一戦でノニト・ドネアを2回TKOで沈め、日本人選手として初めてリング誌のPFP1位の座に就く歴史的快挙を達成していた。22年8月にウシクにトップを譲り、それ以来の1位となるか注目が集まっていた。
リング誌の最新PFPランキングは下記の通り。
1位 テレンス・クロフォード
2位 井上尚弥
3位 オレクサンドル・ウシク
4位 サウル・アルバレス
5位 ドミトリー・ビボル
6位 エロール・スペンスJr.
7位 デビン・ヘイニー
8位 ガーボンタ・デービス
9位 テオフィモ・ロペス
10位 ワシル・ロマチェンコ
(THE ANSWER編集部)