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自転車世界大会、また起きた観客原因のクラッシュに米実況席も嘆き「もっと敬意を持たないと」

自転車の世界大会ツール・ド・フランスは、9日に行われた第9ステージで観客が振っていた旗が選手に絡まってしまい、転倒。危険なシーンは動画で拡散され、海外メディアやファンの間で波紋を広げている。中継をしていた米メディアの実況席でも「あぁ、何と悲しいことでしょうか」「最悪なタイミング」と嘆きの声が上がっていた。

リリアン・カルメジャーヌ【写真:Getty Images】
リリアン・カルメジャーヌ【写真:Getty Images】

ツール・ド・フランスで連日観客が原因の転倒劇

 自転車の世界大会ツール・ド・フランスは、9日に行われた第9ステージで観客が振っていた旗が選手に絡まってしまい、転倒。危険なシーンは動画で拡散され、海外メディアやファンの間で波紋を広げている。中継をしていた米メディアの実況席でも「あぁ、何と悲しいことでしょうか」「最悪なタイミング」と嘆きの声が上がっていた。


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 まさかのハプニングに見舞われたのは、リリアン・カルメジャーヌ(フランス)だった。走行中、コース脇にいた男性がユニホームを吊るした旗のようなものを手にしていたが、これがカルメジャーヌに絡まってしまったのだ。激しく転倒。幸いにも無事だったようでレースは続行したが、怒りの様子で旗を振り払っていた;

 海外メディアやファンからも批判が集まっていたこのシーン。米スポーツ専門局「NBC」のストリーミングサービス「ピーコック」の実況席でも、衝撃が伝えられていた。

 解説は「おっとクラッシュです! 何が起きたのか分かりませんが、繋げられたユニホームか何かが関係しているようです」「カルメジャーヌです。ハッピーではなさそうです」と紹介。実況はこれに続いて「観客はもっと選手に敬意を持たなければいけません。ステフ・クラスは観客が牽引のクラッシュで棄権に追いやられましたからね」と語った。

 前日に行われたステージ8では、コース上に乗り出した観客が原因となり、ステフ・クラス、サイモン・イェーツらが巻き込まれる転倒事故が発生していた。クラスは棄権となり、自身のツイッターに「観客が1メートル以上道に乗り出してきて、集団が来たときにそこから動かないぐらいなら、家にいてくれたほういい。ライダーに対して尊敬がない。本当に罪の意識をもってくれ! 私はあなたのせいでツール・ド・フランスから去らなければならない」と怒りを記していた。

「ピーコック」の実況席では、カルメジャーヌが転倒した場面をスロー映像で確認。観客が原因となった連日の悲劇に、解説は「あぁ、何と悲しいことでしょうか」「旗は(当初は)安全な位置にあったようですが、安全性は確かめなければいけません。最悪なタイミングで起きてしまいました」と嘆いていた。

 ツール・ド・フランスでは昨年7月、ダニエル・オスが携帯電話で撮影していたコース脇のファンと激突。頸椎骨折の大けがを負ったと海外メディアが報じていた。2021年6月には、中継カメラに向かってプラカードを掲げたファンが、トニー・マルティンと接触。転倒し、50人近くを巻き込む大クラッシュに発展してしまい“史上最悪のクラッシュ”と海外で報じられていた。

(THE ANSWER編集部)





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