42歳リゴンドー、強烈左ボディーで7歳下をKO 視力80%喪失から復活、米注目「ワンパンチだ」
ボクシングの元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が、9日(日本時間10日)に米マイアミで行われたバンタム級10回戦でチャーリー・クレメンテアンディーノ(プエルトリコ)に7回KO勝ちした。7歳年下の相手を下した42歳の戦いを米メディアも報じている。
35歳クレメンテを悶絶させる
ボクシングの元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が、9日(日本時間10日)に米マイアミで行われたバンタム級10回戦でチャーリー・クレメンテアンディーノ(プエルトリコ)に7回KO勝ちした。7歳年下の相手を下した42歳の戦いを米メディアも報じている。
ベテランのリゴンドーが強さを見せた。7回だった。強烈な左のボディストレートを食らわせると、35歳のクレメンテもたまらずダウン。キャンバスにうつ伏せとなり、悶絶した。レフェリーのカウントが始まっても、転がるばかりで立ち上がれない。10カウントでリゴンドーのKO勝ちが決まった。
この試合を米専門メディア「ボクシングシーン.com」は「ギジェルモ・リゴンドーがワンパンチでチャーリー・クレメンテアンディーノに7回KO」との見出しで伝えた。当初予定されていた対戦相手がビザの問題で入国できず、急遽クレメンテと対戦することになったという。
クレメンテは2016年以来、7年ぶりのプロボクシングの試合だったが、12勝(5KO)無敗の選手だった。記事では「ギジェルモ・リゴンドーが栄光のスパーリングセッションで最近のKO記録を更新した」「7回に10カウントを奪った。左のボディでクレメンテをキャンバスに沈め、7回2分43秒にカウントアウトとなった」と伝えた。
巧みなアウトボクシングスタイルやカウンターなどを駆使し、スーパーバンタム級で一時代を築いたリゴンドー。2021年8月のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)戦で判定負けを喫すると、昨年2月にもビンセント・アストロラビオ(フィリピン)に8回にダウンを奪われ、判定で痛い連敗を喫した。さらに同3月に調理中だった圧力鍋の爆発事故で右目の視力を80%喪失。リハビリを乗り越え、今年2月にヘスス・マルティネス(コロンビア)戦で初回KO勝ち。2020年2月以来、3年ぶりの勝利をマークしていた。記事では「リゴンドーは今年2試合連続KO勝ちで戦績を22勝3敗(15KO)とした」とも伝えられている。
(THE ANSWER編集部)