世界水泳まで150日 日本代表が小学生47人に届けた熱意「“好き”が何より大切です」
松田氏「意欲のある子どもたちが多くて、とても楽しかったです」
イベント後に行われた囲み取材は以下の通り。
――本イベントの感想を教えてください。
松田氏「僕らにとっても思い入れのある辰巳のプールで泳げたことを嬉しく思います。意欲のある子どもたちが多くて、とても楽しかったです。子どもたちからたくさん刺激をもらったので、日本の水泳界をまだまだ盛り上げていきたいと改めて思いました」
塩浦「このような体験の場は、子どもたちにとっても記憶に残るものだと思います。参加した子どもたちにとって、記憶に残るいい日になるといいなと思います」
――世界水泳福岡に期待することは?
松田氏「僕自身、高校生だった2001年の世界水泳の時に、選手としてとても刺激をもらったので、今回の大会も、日本水泳がまた盛り上がっていく、そんなきっかけになることを期待します。今回もジュニアスイマーたちの心に刺さる大会になってほしいと思います」
塩浦「僕は、2001年当時は小学4年生で、今日参加された小学生と同じくらいの年齢だったのですが、あの大会の記憶はとても強く残っています。当時、世界のスイマーたちをみて刺激をもらったので、今回はその役割を僕が果たしたいと思います」
――有観客で実施されることへの感想
松田氏「2001年の福岡大会は会場で見て、とても刺激に残っています。九州・福岡での開催ということで、遠方からいらっしゃる方もいると思いますが、会場で観る価値はあると思うので、世界のトップスイマーの泳ぎを会場で見て、声援を届けてほしいです」
塩浦「やはり、東京オリンピックは無観客だったということもあり、寂しかったんです。歓声の中で泳ぎたいと常に思っていて、今年はそれが叶いそうなので、是非皆さんにも来てもらいたいです。そして、やはり生で見るのが一番だと思うので、是非会場に来てほしいです」
――自国開催について
松田氏「縁があるのか、ないのか、自国開催の世界水泳では出場できなかったのですが、水泳を盛り上げたいというのは一緒の気持ちです。地元九州でもあるので、九州の水泳界をもう一度盛り上げるという気持ちで、やらせてもらいたいなと思っています」
塩浦「僕は、31歳まで現役を続けて、長く続けてきた分、運よく現役時代に自国開催が回ってきたので、そこはラッキーだなと思います。特に僕は自由形なので、2001年に刺激をもらった山野井智広さんのような存在になって、一人でも多く自由形をやりたいと思う子どもが増えると嬉しいと思います」
――世界水泳で期待する選手は?
松田氏「フランス代表ののマルシャン、ルーマニア代表のポポビッチが若くて勢いのある選手だと思いますし、これからの水泳界を引っ張っていく存在になると思います。なので、そのような世界の若い選手たちに日本のスイマーがどう立ち向かっていくのか、楽しみにしています」
――自国開催のメドレーリレーはすごく特別だと思いますが、リレーへの思いを教えてください。
塩浦「まだ狙うかわからないですが、僕自身、メドレーリレーには思い入れが強いので、狙えるのであれば、狙いたいと思っています。ですが、一番は50メートルの自由形でメダルを狙いたいと思っているので、50メートルを最優先で考えています」
――4月の選考会の見どころについて
松田氏「コロナの関係もあり国際大会がなくて、日本の若い世代に経験を積ませる機会が少なかったと思うので、一人でも多くの選手が代表に入って経験を積んでほしいと思います」
塩浦「僕自身、世界水泳の前にまずは選考会があるので、しっかり代表を決めて、福岡に臨みたいと思います」
(THE ANSWER編集部)