カタールW杯で日本ファンの行動が波及

　連日熱戦が繰り広げられているサッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）。27日にはモロッコが2-0でベルギーを下す大番狂わせを見せ、同国史上24年ぶりのW杯1勝を挙げた。歴史的勝利の裏では、同国サポーターの行動が画像とともにSNS上で話題に。海外メディアは「日本を見習って清掃」「心温まる振る舞い」と脚光を浴びせている。

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“清掃の環”が広がった。客席でモロッコの赤いユニホームを着たファン。手には青いゴミ袋を持ち、ペットボトルのようなものを拾っている。歴史的一勝のあとでも、浮かれることなくスタジアムを綺麗にしていた。英スポーツメディア「スポーツバイブル」公式ツイッターは、実際の画像とともに「モロッコサポーターがベルギーに勝利した後、スタジアムを清掃。一流だ」と称賛した。

　インド放送局「リパブリックTV」は「モロッコファンがベルギー戦での歴史的勝利の後、日本人を見習って清掃」との見出しで記事を掲載。「選手たちは全力を尽くしてベルギーに勝利したが、モロッコファンは試合後、心温まる振る舞いでSNS上の称賛を集めた」と注目。「このようなものが今大会で見られたのは初めてではない。日本のファンはドイツ戦後に同じことをしていた」と報じていた。

　モロッコは2戦を終えてF組の2位。日本が戦うE組を勝ち上がった2か国は、決勝トーナメント1回戦でF組を突破した2か国どちらかと対戦するため、ベスト16で激突する可能性もある。モロッコは現地1日、グループリーグ最終戦でカナダと対戦。同日に、日本はスペインと対戦する。