カタールW杯の客席で行動

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は27日、E組の日本はコスタリカに0-1で敗れた。試合後に日本人サポーターはゴミ拾い。目の当たりにした英識者は一緒にゴミを拾った動画付きで「英国でこれが想像できるか」と伝えた。

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　日本が敗戦を喫した直後のスタンド。サポーターはゴミを拾い始めた。すると、黒人男性も一緒にゴミ拾い。飲み物が入ったコップなどを水色のビニールに入れ、一緒にゴミ拾いをしていた男性ファンと握手するシーンもあった。

　リポートしたのは、サッカー情報を扱う英YouTubeメディア「DRスポーツ」で番組ホストを務めるロビー・ライル氏。同メディアが公開した動画内で「あのファン（日本）たちは素晴らしい。いつも通りスタジアムを綺麗にした。素敵だね。英国でこれが想像できるか」と驚きつつも、笑顔で話していた。

　ゴミを拾う前、同氏は試合について「日本はチャンスを逃した。ドイツにとっては朗報。負けない限り、トーナメント進出の可能性は残されている。ドアが開いた。コスタリカも同様だ」と指摘している。世界のメディアに報じられ、一部の国のサポーターにも波及した善行。取材する識者も感銘を受けたようだ。