大王製紙エリエールレディス最終日

　20日まで行われた女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディス（愛媛・エリエールGC松山）は、通算21アンダーで回った36歳の藤田さいき（チェリーゴルフ）の逆転優勝で幕を閉じた。1988年のツアー制施行後では史上2番目のブランクとなる11年35日ぶりのツアー通算6勝目とあって、多くのファン、関係者が感動。中継の解説を務めた佐伯三貴は自身のインスタグラムで喜びを記した一方で、まさかの“謝罪”が反響を呼んでいる。

【注目】“くいこみ”問題やズレ、ムレ、モレの悩みを軽減！　大学生アスリート６人がCW-X「スポーツ専用ショーツ」を試してみました（W-ANS ACADEMYへ）

　最終18番でウィニングパットを沈め、涙のブランクVを決めた藤田。多くの感動を呼んだが、スポーツ・チャンネル「DAZN」で解説を務めた同世代の佐伯も、優勝後は声を震わせるシーンもあるなど、涙なしではいられなかった様子だった。

　佐伯は自身のインスタグラムを更新し「劇的な優勝に立ち合わせてもらいました　本当に諦めず直向きにゴルフと向き合って勝ち取った11年振りの優勝…　涙なしでは見ることができませんでした」とつづった上で「解説している身であんなに泣いてしまってごめんなさい　でも、気持ちがわかるからそこの涙でした」と“謝罪”も記した。

　藤田は優勝インタビューで、今年10月に亡くなったキャディーの橋本道七三（みちひさ）さんへの感謝を語っていたが、佐伯は「偶然にも私もエリエールで勝った時、ピヨ（橋本さんの愛称）が担いでくれていました。さいきちゃんは後半戦ピヨと戦う予定でスケジューリングしていたそうです。亡くなった時もいち早く動いて、選手に声をかけて喪章を用意したのもさいきちゃんでした。だからこの優勝はピヨが見ててくれたんだと思います」とエピソードも明かした。

　これにはファンからも「感動しました」「あれは誰でも泣く」「佐伯プロのもらい泣きもジンときました」「私も一緒に号泣してました」「本当に素晴らしい優勝と解説でした」といった感動の声が寄せられている。