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元賞金女王・鈴木愛が復活V王手 36歳藤田と一騎打ち「必死にかじりついていました」

女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスは19日、愛媛・エリエールGC松山(6575ヤード、パー71)で第3日が行われ、2017、19年賞金女王の28歳・鈴木愛(セールスフォース)が通算18アンダーで単独首位をキープした。7バーディー、ボギーなしの64で回り、昨年7月以来1年4か月ぶりのツアー通算18勝目に王手。1打差の2位は藤田さいき(チェリーゴルフ)、3位の岩井明愛(Honda)らには6打差があり、藤田との一騎打ちとなりそうだ。

大王製紙エリエールレディス、第3日をプレーする鈴木愛【写真:Getty Images】
大王製紙エリエールレディス、第3日をプレーする鈴木愛【写真:Getty Images】

大王製紙エリエールレディス第3日

 女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスは19日、愛媛・エリエールGC松山(6575ヤード、パー71)で第3日が行われ、2017、19年賞金女王の28歳・鈴木愛(セールスフォース)が通算18アンダーで単独首位をキープした。7バーディー、ボギーなしの64で回り、昨年7月以来1年4か月ぶりのツアー通算18勝目に王手。1打差の2位は藤田さいき(チェリーゴルフ)、3位の岩井明愛(Honda)らには6打差があり、藤田との一騎打ちとなりそうだ。


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 復活に向けて最高の位置につけた。鈴木は3つ伸ばして迎えた後半11番パー5。残り34ヤードの第3打を2メートルに寄せてバーディーを奪った。155ヤードの12番パーも70センチにつけてバーディー。13番は残り18ヤードからチップインバーディーを奪ってみせた。

「初日からいくつで回るか決めていなかった。淡々と回ったら7アンダー。最初はちょっと緊張しましたが、いいプレーができた」

 今季は29試合で予選落ちは6度しかないが、トップ10は5度に留まるなどなかなか優勝争いに加われていない。福井良太キャディーと月曜に食事に行った際、「愛ちゃんは結果にこだわりすぎている」と言われた。今週は「優勝を狙わないでいこう」と切り替えてラウンド。「その中で最低目標を達成すること。頑張った結果優勝できたら。優勝にこだわらずリコー(次週の最終戦)にいけるような結果になれば」と心がけた。

 ラウンド中も「キャディーさんがめっちゃいいところ探してくれます」と笑顔。ピンをオーバーしても、「オーバーしてもいいねん、いいねん、いいショットしてるんやから」と声を掛けられ、安心できた。同組の藤田も同じ64。バーディー合戦の中、36歳のベテランに感謝した。

「(藤田のスコアも)やばかった。凄かったですね。プレースピードもいいし、スコアも置いていかれそうになったので、必死にさいきさんにかじりついていました。スコアを気にせず自分も、自分もとついていって7アンダー。めっちゃ喋りかけてくれるし、面白いことも言ってくれる。ナイス!って言ってくれるんですよ。私は甘えるのが好きなので、年上の方とのほうが楽しめる」

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